2023年10月「菜園日誌」

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菜園日誌

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

10月は秋の味覚の収穫時期です。

サトイモ、サツマイモはどう成長しているか、楽しみですね。

また、秋冬野菜の準備、種まきを忘れてはいけません。

気温の上がらない、秋冬は野菜の成長もゆっくりとなってしまうので、タイミングを逃すことなく、進めていきましょう。

 

10月の活動報告

  • サツマイモの収穫
  • サトイモの収穫
  • 葉物野菜の種まき
  • ニンニクの植え付け
  • スナップエンドウ・ソラマメの準備

 

サツマイモの収穫

サツマイモの収穫で、まず邪魔なのはツルです。

これを草刈り用の鎌で、地際20cmも残さないくらいで、ガシガシ切っていきます。

刈り取ったツルは、手をかければ食べることもできますが、時間がかかりすぎるので、あまりオススメはしません。

私は、刈り取ったツルも、収穫時にでる残渣も、畑のすぐ脇に置いておいて、今回収穫した場所を少し掘り、あいた穴に埋めてしまいます。

畝に残っている、ツル部分を引っ張るだけで、収穫できるサツマイモもありますが、私の畑では、土が固くなってしまったので、スコップで掘り上げていきました。

サイズは、売られているものより、少し小ぶりですが、魚焼きグリルにちょうど収まるサイズ感なので、焼きいもにするには良いサイズです。

 

サツマイモの追熟

掘ってすぐのサツマイモは、あまりおいしくありません。

繊維質で舌触りが悪く、甘みがないのです。

そのため、サツマイモは2週間程度の追熟が必要です。

掘ったサツマイモを、半日程度畑で乾燥させたら、冷暗所で保存します。

サツマイモは寒いのを嫌います。霜が降りるほどの寒さだと、サツマイモが傷んでしまうので、寒い地域の方は、箱に入れて冷蔵庫の上など、比較的暖かいところに置いておくことをオススメします。

長期間保存したい場合は、1本1本を新聞紙などで包み、冷え過ぎないところで保管すると良いでしょう。

全部まとめて保管しないのは、もし腐ってしまった場合でも被害を最小限に抑えるためです。

 

サトイモの収穫

サトイモの収穫タイミングは、地上部が倒れたり、枯れ始めたのを目安としましょう。

地上部がまた元気そうですが、そろそろ秋冬野菜の準備もあるので、収穫してしまいます。

土寄せをしっかりしていると、だいぶと土が高くかぶさっていて、収穫が大変です。

サトイモの収穫は、地上部から30cm程度離れたところ4か所に、スコップを差し込み、てこの要領で持ち上げると上手く掘り出すことができます。

掘ったサトイモは、すぐに使うなら一度洗ってから乾燥させ、保存する場合は土を払った程度で乾燥させると良いでしょう。

ちなみに、掘ったサトイモの中心、親芋ですが、食べることができます。

子芋・孫イモに比べたら、固さが気になるかもしれませんが、味はサトイモです。

 

サトイモの皮むき

サトイモの皮むきですが、ピーラーでやろうとすると大変ですよね。

皮が厚かったり、でこぼこしていたりと、なかなかうまく剥くことができないでしょう。

そこで、皮ごとそのまま茹でてしまいましょう。

塩を入れたりとかもありません。ただ茹でるだけです。

15分程度茹でた後は、取り出して、両手の親指で皮を広げるように割ると、サトイモ全体がつるんと剥くことができます。

長めに茹でて火を通してしまえば、汁物の具にすぐに使えたり、つぶしてコロッケにしても美味しいです。

 

葉物野菜の種まき(小松菜・ほうれん草)

春ジャガを育ててそのままになっていた場所を、整理していきます。

草だらけのところを刈り取って、抜くと大変重労働なので、抜かずに切ってしまいましょう。

刈り取った草も、捨てる場所がないので、畝を立てるところを少し掘って埋めていってしまいます。

ジャガイモを育てた後なので、しっかりと苦土石灰または消石灰をまいて、pHコントロールします。

種まきしてから2週間ほどですが、明らかに発芽が悪いところがありました。

Phを調べてみると、発芽していないところだけ、pH5.5でした。

種を蒔く前にも石灰は入れましたが、さらに石灰を追加し、種を蒔きなおしました。

結果は11月のお楽しみです。

 

ニンニクの植え付け

ニンニクの植え付けは、土に差し込んでいくだけなので、畝の表面に並べて、間隔の調整をしてから植えていきましょう。

ニンニクの植え付ける深さは、ニンニクの頭が多少出ているくらいで良いです。

頭が出ていても、ニンニクは鳥に食べられることもないので、芽が出てくる様子などを近づいて観察するのも良いですね。

 

スナップエンドウ・ソラマメの準備

 

ソラマメやスナップエンドウはポッドに、育苗すると良いです。

畑に直蒔きすると、畑自体を早く準備する必要がありますが、これならサトイモやサツマイモの収穫が終わったあとでも、植え付けが間にあいます。

種まきから2週間から3週間程度の状態です。

ソラマメの方は、そろそろ畑に植え付けても良い状態ではないでしょうか。

 

10月は今年最後の収穫、春収穫野菜の準備期間です。

タイミングを逃すことなく始めていくことが大切です。

冬越えは野菜たちにとっても、大変な日々ですが、しっかり準備して対策していくことで、冬の間も美味しい野菜を食べることができます。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

菜園日誌
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