こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
10月は秋の味覚の収穫時期です。
サトイモ、サツマイモはどう成長しているか、楽しみですね。
また、秋冬野菜の準備、種まきを忘れてはいけません。
気温の上がらない、秋冬は野菜の成長もゆっくりとなってしまうので、タイミングを逃すことなく、進めていきましょう。
10月の活動報告
- サツマイモの収穫
- サトイモの収穫
- 葉物野菜の種まき
- ニンニクの植え付け
- スナップエンドウ・ソラマメの準備
サツマイモの収穫
サツマイモの収穫で、まず邪魔なのはツルです。
これを草刈り用の鎌で、地際20cmも残さないくらいで、ガシガシ切っていきます。
刈り取ったツルは、手をかければ食べることもできますが、時間がかかりすぎるので、あまりオススメはしません。
私は、刈り取ったツルも、収穫時にでる残渣も、畑のすぐ脇に置いておいて、今回収穫した場所を少し掘り、あいた穴に埋めてしまいます。
畝に残っている、ツル部分を引っ張るだけで、収穫できるサツマイモもありますが、私の畑では、土が固くなってしまったので、スコップで掘り上げていきました。
サイズは、売られているものより、少し小ぶりですが、魚焼きグリルにちょうど収まるサイズ感なので、焼きいもにするには良いサイズです。
サツマイモの追熟
掘ってすぐのサツマイモは、あまりおいしくありません。
繊維質で舌触りが悪く、甘みがないのです。
そのため、サツマイモは2週間程度の追熟が必要です。
掘ったサツマイモを、半日程度畑で乾燥させたら、冷暗所で保存します。
サツマイモは寒いのを嫌います。霜が降りるほどの寒さだと、サツマイモが傷んでしまうので、寒い地域の方は、箱に入れて冷蔵庫の上など、比較的暖かいところに置いておくことをオススメします。
長期間保存したい場合は、1本1本を新聞紙などで包み、冷え過ぎないところで保管すると良いでしょう。
全部まとめて保管しないのは、もし腐ってしまった場合でも被害を最小限に抑えるためです。
サトイモの収穫
サトイモの収穫タイミングは、地上部が倒れたり、枯れ始めたのを目安としましょう。
地上部がまた元気そうですが、そろそろ秋冬野菜の準備もあるので、収穫してしまいます。
土寄せをしっかりしていると、だいぶと土が高くかぶさっていて、収穫が大変です。
サトイモの収穫は、地上部から30cm程度離れたところ4か所に、スコップを差し込み、てこの要領で持ち上げると上手く掘り出すことができます。
掘ったサトイモは、すぐに使うなら一度洗ってから乾燥させ、保存する場合は土を払った程度で乾燥させると良いでしょう。
ちなみに、掘ったサトイモの中心、親芋ですが、食べることができます。
子芋・孫イモに比べたら、固さが気になるかもしれませんが、味はサトイモです。
サトイモの皮むき
サトイモの皮むきですが、ピーラーでやろうとすると大変ですよね。
皮が厚かったり、でこぼこしていたりと、なかなかうまく剥くことができないでしょう。
そこで、皮ごとそのまま茹でてしまいましょう。
塩を入れたりとかもありません。ただ茹でるだけです。
15分程度茹でた後は、取り出して、両手の親指で皮を広げるように割ると、サトイモ全体がつるんと剥くことができます。
長めに茹でて火を通してしまえば、汁物の具にすぐに使えたり、つぶしてコロッケにしても美味しいです。
葉物野菜の種まき(小松菜・ほうれん草)
春ジャガを育ててそのままになっていた場所を、整理していきます。
草だらけのところを刈り取って、抜くと大変重労働なので、抜かずに切ってしまいましょう。
刈り取った草も、捨てる場所がないので、畝を立てるところを少し掘って埋めていってしまいます。
ジャガイモを育てた後なので、しっかりと苦土石灰または消石灰をまいて、pHコントロールします。
種まきしてから2週間ほどですが、明らかに発芽が悪いところがありました。
Phを調べてみると、発芽していないところだけ、pH5.5でした。
種を蒔く前にも石灰は入れましたが、さらに石灰を追加し、種を蒔きなおしました。
結果は11月のお楽しみです。
ニンニクの植え付け
ニンニクの植え付けは、土に差し込んでいくだけなので、畝の表面に並べて、間隔の調整をしてから植えていきましょう。
ニンニクの植え付ける深さは、ニンニクの頭が多少出ているくらいで良いです。
頭が出ていても、ニンニクは鳥に食べられることもないので、芽が出てくる様子などを近づいて観察するのも良いですね。
スナップエンドウ・ソラマメの準備
ソラマメやスナップエンドウはポッドに、育苗すると良いです。
畑に直蒔きすると、畑自体を早く準備する必要がありますが、これならサトイモやサツマイモの収穫が終わったあとでも、植え付けが間にあいます。
種まきから2週間から3週間程度の状態です。
ソラマメの方は、そろそろ畑に植え付けても良い状態ではないでしょうか。
10月は今年最後の収穫、春収穫野菜の準備期間です。
タイミングを逃すことなく始めていくことが大切です。
冬越えは野菜たちにとっても、大変な日々ですが、しっかり準備して対策していくことで、冬の間も美味しい野菜を食べることができます。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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