こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
5月は夏野菜植え付けが始まり、とても忙しい月です。
いろいろな野菜の成長、収穫を想像しながら作業していきましょう。
5月の活動報告
- 夏野菜の植え付け
- 苗づくり
- 冬越し野菜の収穫・片付け・準備
夏野菜の植え付け
夏野菜の定番は、「トマト」、「キュウリ」、「ピーマン」、「なす」、あたりでしょうか?
この他にも、「ゴーヤ」、「スイカ」、「メロン」、「かぼちゃ」、も候補にあがるかと思います。
ここで注意することが1つあります。
それは「連作障害」です。
今回上げたものはナス科またはウリ科に分類される野菜たちです。
秋冬に育てる野菜にウリ科は少ないのですが、ナス科には「ジャガイモ」がいます。
秋冬でジャガイモを育てていたところでは、連作障害にあうかもしれないので場所を変えるか、対策を考えましょう。
私はまさに、秋じゃがを育てて畑で夏野菜を育てようとしています。
トマト・ピーマン・ナス
この3種はナス科に分類されます。
そこで今回の苗選びでは以下3つを重視して選んでみました。
連作障害の対策として「接ぎ木苗」
実付きの良さを確定する「花付き」
育苗の環境の良さを見る「色濃い葉」
連作障害を防ぐための接ぎ木はわかるが、なんで「花付き」を探すのか疑問の方もいるでしょう。
それは野菜に1度、実を付けさせることを覚えさるためです。
畑の環境が良すぎるとなかなか野菜は実を付けようとしません。
そればかりか、枝や葉ばかり成長してしまいます。
そのため、花付きを選び、実を付けさせることで次々と連鎖的に花芽をつけていくようになります。
キュウリ・ゴーヤ・スイカ・メロン・かぼちゃ
これらは、ウリ科に分類されます。
秋冬野菜でウリ科は少ないといっても、2~4年程度の期間を開けた方が良いと推奨はされています。
私は、輪作で1年で2~3種類の野菜を同じエリアで育てるので、2年もすれば畑環境は連作と呼べる状態ではないと思っています。
コンパニオンプランツと植え付け
最後に連作障害対策のコンパニオンプランツを紹介して植え付けてしまいましょう。
連作障害対策のコンパニオンプランツは、「長ネギ」と「ニラ」、です。
ネギの根に共生する微生物の働きで、連作障害を抑えるとのことです。
上の写真のように、長ネギの根と野菜苗の根が触れ合うようにして、植え付けると効果があります。
↓ピーマン↓
↓ナス↓
苗づくり
苗づくりは、冬越し野菜の片づけが始まる前に行ってしまうと、スムーズな野菜リレーができます。
今回育苗したのは、コンパニオンプランツであったり、夏に食べたい野菜たちです。
つるなしインゲン・・・ピーマンのコンパニオンプランツ
バジル・・・トマトのコンパニオンプランツ
シソ・・・サツマイモのコンパニオンプランツ
オクラ・・・夏に食べたい野菜
つるありインゲン・・・夏に食べたい野菜
小ネギ・・・そば、うどん、そうめん等の薬味の定番
トウモロコシ(爆裂種)・・・ポップコーンです。
ラッカセイ・・・夏の終わりに食べたい野菜
育苗しているポッドの色や形がまちまちなのは、今まで買ってきた苗のポッドを流用しているからです。
育苗できる野菜と、育苗できない野菜があるので注意は必要ですが、育苗ができると、畑の有効活用時間を伸ばすことができます。
冬越し野菜の収穫・片付け・準備
冬越し野菜した野菜で畑に残っているのは、「そらまめ」、「玉ねぎ」、「ニンニク」です。
まずはそらまめの片づけを行います。
そらまめの後作には「葉物野菜」を考えています。
マメ科の野菜の根には「根粒菌」という微生物が共生しています。
この菌たちを残すため、そらまめを片づけるときは地上部だけを刈り取るようにします。
そうすることで、空気中の窒素を固定してくれいる根を残すことができ、この後に植える葉物野菜の成長が良くなります。
次に玉ねぎとニンニクです。
どちらも「ヒガンバナ科」の野菜なので連作障害を気にする後作野菜はありません。
成長過程で追肥を多く行う野菜だったので、後作には肥料分を多く必要とする「トウモロコシ」や「オクラ」が適していると思います。
これらの野菜で、残留肥料をキレイにして畑をリセットすることができます。
また、玉ねぎ・ニンニクの収穫は土中から抜いて収穫するので、収穫と同時に耕うんができたと考えます。
あとは、雑草を取り除き、デコボコを均せば次の野菜を育てることができます。
写真の真ん中のように、地上部が倒れるのが収穫目安になります。
収穫後は地上部を10cmくらい残して切り、ネットなどに入れ、軒下等の雨に当たらないところで数日乾燥させると、貯蔵性が増します。
先月・今月とできる作業が増えてきて楽しい時期ですね。
畑もドンドン変化していき、夏らしい姿になっていくでしょう。
来月は、育苗した野菜やサツマイモの植え付けを行います。
そして、今月植え付けた野菜たちの追肥も始まっていきますので、化成肥料や鶏糞、米ぬかを準備しておきましょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
それでは、少しでも皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
コメント