3月の家庭菜園「種まき」

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菜園日誌

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

桜が咲く3月は暖かくなり、少しづつ種まきを始めていく時期です。

キャベツやハクサイなど冬を越している野菜は収穫しつつ、新しい畝を作っていきましょう。

 

今月始める野菜

今月も苗はありません。

種を蒔いていきましょう。

2月にジャガイモが植えられなかった人はジャガイモの植え付けです。

ニンジン・ダイコンは3月後半に種まきを行います。

 

ジャガイモ

ジャガイモは2月にも説明しまいたが、外気の影響を受ける野菜です。

遅霜が気になる、気温がなかなか上がらない地域では植え付けを躊躇してしまう野菜です。

そこで対策を講じましょう。

暖かい室内でジャガイモの「芽出し」を行って、ある程度育ててしまう方法です。

ジャガイモは暖かくしたり、日光などの刺激で芽を出します。

日光を当てるとジャガイモはソラニンを生成して緑色に変色しますが、食べるわけではないので問題ありません。

外が暖かくなったら芽の出たジャガイモを植え付けに行きましょう。

注意点としては、ジャガイモの芽はとても折れやすいです。

植え付ける際に土を勢いよくかけて芽を折らないように気をつけましょう。

 

ニンジン

ニンジンは発芽が難しい野菜です。

発芽するのに光が必要なため、土を被せすぎると芽が出ません。

発芽率が悪いので、支柱などでまき溝を1cm程度つけたら、種を1つ1つ蒔くのではなく、パラパラと撒くと良いでしょう。

土も被せると考えてかけてしまうと光を遮りすぎるので、種の上を手で押さえてあげるだけでも十分土はかかります。

発芽が悪くまだらに芽が出たとしても、間引きの回数が減ってよし、逆に密集してしまっても良い芽を選んでしっかり間引きをすれば、太く良いニンジンが育つことでしょう。

 

ダイコン

ダイコンは冬の野菜です。

秋に撒いた種が余っているからと、この時期に冬用のダイコンの種を蒔いてしまうと「とう立ち」といって根が育たず、葉が茂り、花が咲いてしまいます。

もったいない気持ちは抑えて、春まきできる種を用意してください。

種が用意出来たら次は畑の準備もしっかり行わなけらばなりません。

地下50cmくらいまでは土がサラサラになるまで、何回も何回も耕してください。

スコップで掘り返し、クワで土の塊を砕き、出てきた石は畑の外へ。

真っすぐなダイコンを育てるための大事な作業です、最初が肝心です。

 

今月の作業

キャベツ・ハクサイ

まだ収穫していなければ、3月前半には収穫してしまいましょう。

気温が上がり、野菜の成長が始まれば葉が割れてしまいます。

またはとう立ちもおきます。

とう立ちしなかったとしても、モンシロチョウが飛び始めたら、アオムシによる食害にあうことになるでしょう。

このように畑に残しておいても良いことがないので、収穫し残渣を撤収、春夏野菜のために場所を開けましょう。

 

ブロッコリー

今月いっぱい収穫したら撤収となります。

ブロッコリーもアブラナ科の野菜のため、モンシロチョウが卵を産み付け、アオムシの食害にあうからです。

月の前半に追肥し、ギリギリまでは収穫を楽しみ、4月になる前までには片付けます。

ちなみに、アブラナ科の根には種の発芽抑制をする効果があるそうです。

葉物野菜など種から始めるものは不向きなので、同じ場所には苗から始める野菜にすると良いです。

 

ソラマメ・スナップエンドウ

暖かくなってグングン成長すると、株元が不安定になります。

追肥と合わせて土寄せを行います。

ソラマメは株元から5~7本ほどに分かれているので、中心に土を入れ土台とします。

スナップエンドウは株元に土を寄せるとともに、長めの支柱を立ててネットをピンと張りましょう。

支柱だけではなくネットを張ることで、ツルが這い上がります。

 

タマネギ・ニンニク

月1回の追肥です。

地際が見えるようなら土を被せてあげましょう。

葉が枯れているようなら摘み取ります。

葉の状況を確認して、枯葉ではなく錆のように茶褐色のボツボツができていたらそれは「さび病」です。

さび病は伝染するので見つけたらすぐに感部又は株全体を撤去、畑外に出してください。

さび病はカビの一種なので、予防としては木酢酢を薄めたものを定期的にスプレーしたり、株間を詰めずに通気性を良くしておくと防ぐことができます。

また肥料の与えすぎも原因と言われています。追肥を行う際は回数と量に気をつけましょう。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

菜園日誌
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