2023年6月「菜園日誌」

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菜園日誌

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

6月は、夏野菜の手入れの時期です。

植え付けから1か月もすると、根がしっかりと張り、栄養をグングン吸うことで成長スピードも早くなります。

また、梅雨の時期なので、湿気や泥跳ねによる病気の予防・早期発見を心掛けましょう。

 

6月の活動報告

  • 追肥・土寄せ
  • 支柱立て
  • ジャガイモ収穫
  • 根野菜・葉物野菜の種まき

 

追肥・土寄せ

5月に植え付けた夏野菜たちも、1か月程度すれば追肥します。

追肥のポイントは、「株元に近づきすぎない」ことです。

野菜の根は、栄養を求めて広がっていくので、近くに栄養があると、「ここで栄養とれるし、広がる必要ないな。」となり、根が張りません。

根が張らないと、土台が弱くなり、栄養の吸収率が下がり、今後の収穫量が減ることになります。

追肥を行う目安の位置は、広がった枝葉の先端の真下あたりにばら撒くと良いでしょう。

キュウリやゴーヤのツルがのびるタイプの野菜は、株元から30cm程度離して追肥しましょう。

 

追肥をしたら、中耕を行います。

中耕とは、固くなった土を、潮干狩りで使う熊手のような道具で耕す作業を言います。

また、追肥したところを中耕することで、肥料が土と混ざり、風で飛ばされてしまうことを防ぐことができます。

中耕したら、株元に対して、土を集めてあげましょう。

すごく高く山にするということではなく、ある程度株元が盛り上がる程度で十分です。

 

 

支柱立て

キュウリやゴーヤ等のツルがのびるタイプの野菜には、「スクリーン式」

ナスやピーマン等の枝が張る野菜は、「3本または4本支柱」です。

 

まずは、スクリーン式から。

長い支柱を使ってしまってわかりづらいですが、垂直に立てた支柱に、斜めにさした支柱で支えている状態です。

ここに15cmマスくらいのネットをつけて、キュウリのツルを誘引すると、あとは勝手に巻きひげがネットに絡み、安定していきます。

 

次にナス等の3本仕立てについて

わかりづらいかもしれませんが、赤丸してあるところが「一番果がついたところになります。

この一番果を挟んでいる上と下のわき芽、主枝の3本を育てていくのが「三本仕立て」になります。

写真では、下のわき芽と主枝に麻ひもで支柱と固定していますが、上のわき芽も成長したら、すでに刺してある支柱へ誘引していきます。

ピーマンでも同じように仕立てていきますが、成長の良いピーマンなら、上のわき芽の更にわき芽を伸ばした、「4本仕立て」にしても良いでしょう。

 

ジャガイモ収穫

ジャガイモの収穫は、地上部が枯れ始め、倒れたころから収穫適期になります。

地上部を引き抜いて、一緒にジャガイモがくっついてきてくれると楽ですが、なかなかそうもいきません。

収穫する際は、地上部を15cm程度残し、茎を切断し、茎の周辺30cmくらいのところへスコップを差し込み、地上部を引き抜くと同時に、スコップをてこの要領で持ち上げるとうまく収穫できると思います。

収穫後は半日ほど畑で干した後に、段ボール等の光が全く入らないようにし、冷暗所で保管することを心掛けましょう。

じゃがいもは日の光に当たると表面が緑色になります。これを「緑化」と言います。

緑化した部分は「ソラニン」という成分ができているので、食べると腹痛や下痢・嘔吐の症状を引き起こすことがあるので、注意して食べましょう。

 

根野菜・葉物野菜の種まき

先月収穫した、そらまめ・たまねぎ・ニンニクの場所が空いているので、そこへ種を蒔いていきました。

今回は直接畑に種を蒔かないと形が悪くなる、ダイコンやニンジンを含め、カブ・こまつな・ほうれん草を育てます。

ダイコンの場所だけは、よく耕して高畝にします。

ニンジンとカブは、せり科とアブラナ科に分類される野菜で、一緒に育てると互いに害虫の被害を減らせる、「コンパニオンプランツ」となります。

種を蒔いたら、防虫ネットを掛けます。

夏はいろいろな害虫が活発に活動してくるので、葉物野菜を守るために必須になります。

 

6月もいろいろと作業が多い月でした。

上記のほかにも、サツマイモの植え付けや、先月に育苗した野菜が芽を出したので、それらも植え付けを行いました。

雨の多い梅雨時期なので、晴れの日にできるだけ作業をしていこうとすると、ノンストップで動き続けることになりました。

これからも気温が上がってくるのとあわせ、湿度が高い日が続くので「熱中症」には気をつけてましょう。

こまめな水分補給と自分への散水が効果的です。

水分を内側にも外側にも行きわたらせて、元気に畑を楽しみましょう。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

それでは、少しでも皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回

菜園日誌
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