こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
ブロッコリーは通常のブロッコリーを育てていますか?
それとも側花蕾を大きく育てる、茎ブロッコリーを育てていますか?
それぞれ育ち方に違いはありますが、共通する管理について教えます。
ブロッコリーの成長過程ですること
- 状態の確認と対策
- 追肥・土寄せ
- 防虫ネットを外す
状態の確認と対策
まずは、植え付け後に葉の状態がどのようになっているか、確認しましょう。
葉に穴は開いていませんか?1番に気にするのは害虫です。
植え付け直後から防虫ネットをかけていたとしても、裾の隙間や小さな破損部分からも害虫は侵入します。
不自然に葉に穴が空いていたら、害虫を疑い、葉の表面だけでは無く裏側も確認し、見つけしだい捕殺しましょう。
また、防虫ネットに破損がないことも確認してください。
次は茎や葉が暗褐色になっていないかです。
暗褐色になっているものは「軟腐病」になっているかもしれません。
葉が暗褐色になっている場合は、病気になっている葉を取り除いて様子を見てもいいですが、茎が軟腐病になってしまって場合、治ることはほとんどありません。
この場合は早急に畝から抜き取って畑外へ出し、処分しましょう。
最後に葉が枯れていないか、土と接触していないか確認します。
土と接触していると、その部分から土中の細菌に感染してしまったり、病気になることがあるので切り取るようにしましょう。
葉が下がりすぎているときは、敷き藁等を使って直接土と接触しないような対策をしてください。
追肥・土寄せ
ブロッコリーの追肥は背丈が50cmほどになってからです。
葉が広がった先あたりに、化成肥料を一握り(約30g)を撒きましょう。
肥料を撒いたら中耕を行います。中耕することによって、排水性を良くし、除草すことになります。
中耕する際に土寄せを行い、土台をしっかりさせます。
頂花蕾ができるまでは、茎が柔らかいので、土寄せだけではなく支柱をさして固定すると良いです。
防虫ネットを外す
ブロッコリーの先端がネットに当たりそうになってきたら、防虫ネットを外すことを考えます。
頂花蕾や葉がネットに当たってしまうと、成長の妨げになったり、傷ができそこから病気が発生ることがあります。
気温がまだ暖かく、虫が飛んでいるようなら、防虫ネットの高さを出すために支柱を変えると良いでしょう。
気温が下がってくればそれだけ害虫の活動も無くなり、被害が減ります。
気温が下がれば防虫ネットが外せるので、格段に管理が楽になります。
それまではしっかり現状を確認しつつ、対策をしていきましょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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