こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
今回は寒さに当たると甘くなる冬収穫のホウレンソウを育てたいと思います。
ホウレンソウは寒くなると、葉を凍結させないように糖を生成します。
これから寒くなって野菜が成長しなくなる前にしっかり育てていきましょう。
ホウレンソウについて
- 科目:ヒユ科(連作障害:1~2年)
- 土壌酸度:6.5~7.0
- 原産地:中央アジア
- 発芽適温:15~20℃
- 生育適温:15~20℃
- 種まき適期:10月ごろ
- 収穫まで:2か月以上
ホウレンソウは酸性土壌を嫌います。
種まきの2週間くらい前には酸度を図り、苦土石灰を使用して調整しておきましょう。
また、発芽温度も生育温度も15~20℃程度なので、時期を遅く種を蒔く時は、マルチや保温シートが必要になります。
畝準備
- 畝幅:1m×3m
- 株間:15cm
- 列間:15cm
- 畝高:5~10cm
ホウレンソウは畝を高くせず、葉の広がる程度の幅を持たせて種を蒔きます。
種まきは、すじまきでも構いません。
発芽・成長を見て、間引きながら育てることもできます。

肥料は有機肥料と化成肥料を使います。
鶏糞(1㎡あたり100g)、牛糞(1㎡あたり3L)、米ぬか(1㎡あたり50g)と化成肥料(1㎡あたり50g)です。
Phを測ると6.8でなので有機石灰(1㎡あたり50g)をすきこみます。

種まき
株間が15cm程度になるように、空き缶等を押し当てて深さ1cm程度の穴にし、種を蒔きます。
種は5~8粒ほど蒔きます。発芽率や寒さを考慮して多めに蒔いておくと良いでしょう。
種を蒔いたら軽く土をかけ鎮圧、水をたっぷりかけてあげます。
防虫ネット
これから寒くなってくるので必要ないだろうと思いますよね?
これからの時期は虫ではなく、鳥対策のために防虫ネットを使います。
冬は鳥たちの食糧不足なのか、畑にある野菜が食べられてしまいます。
鳥はきれいに食べられないので、ブチブチと食い荒らされ畑が無残な状況になるので、それを防ぐため収穫まで外しません。
寒くなってから種まきをするなら
種まきの時期が遅くなってしまった時はマルチと保温シートを活用しましょう。
まず、畝を立てたら黒穴空きマルチを張ります。
マルチはサイズがあるので、畝幅に合ったもので、株間15cmものを用意しましょう。
種まき後も不織布を上からかけ、周囲をピン止め後、水をたっぷりあげましょう。
最後に保温シートでトンネルを作り、外気が入らないようにします。
この方法なら、12月になっても種まきをすることが可能です。
以上が、ホウレンソウの種まきの流れになります。
ホウレンソウは暖かくなると、とう立ちする野菜なので、これから寒くなる季節は、多少早めに種を蒔いても、成長した状態でしばらく畑に置いておくことができます。
寒くなるのをまっているなら時期を逸する前に蒔いてしまってもいいでしょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回。
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