こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
今回はジャガイモを掘り終えた畝でダイコンを育てます。
ダイコンは地中深くに成長していくため、しっかりと畑を耕して準備をする必要があります。
そこでジャガイモを収穫するために、深く掘り返した畝はもってこいです。
それでは、大きく長い大根を育てるためにまずは、種まきからいってみましょう。
ダイコンについて
- 科目:アブラナ科(連作障害:1~2年)
- 土壌酸度:6.0~6.5
- 原産地:地中海沿岸、中央アジア
- 発芽適温:15~25℃
- 生育適温:15~25℃
- 種まき適期:春どり(3~5月)、秋どり(8~9月)
ダイコンはアブラナ科に属する野菜です。
見た目は全然違いますが、キャベツや小松菜、ブロッコリー等を育てたばかりの場所では、病害虫の発生、生育不良のような連作障害が出ることがあります。
ダイコン自体は連作障害の出にくい野菜といわれていますが、連続して同じ科を育てないように、あいだに違う科目の野菜を挟めるなら気にしてみましょう。
また、ダイコンの種まきは冬以外はいつでもできます。
ただ、品種によって耐寒性・耐暑性・とう立ちのしやすさが違うので、季節によって育てる品種は変えます。
畝準備
- 畝幅:1m×3m
- 株間:25~30cm
- 畝高:20cm
前述したように、ダイコンは深く成長します。
20~30cmくらいしっかりと耕すようにしましょう。
耕す際も、ごつごつした土の塊を砕くように色々な方向から鍬を入れるといいでしょう。
土の塊や石などがあると又根になったり、曲がったダイコンができます。
また、過湿が苦手なため、高畝にするといいです。
深く耕し、高畝にすることで、40~50cmほど耕うんしたことになります。
肥料は有機肥料と化成肥料を使います。
牛ふん(1㎡あたり2~3L)、鶏ふん(1㎡あたり100g)、米ぬか(1㎡あたり50g)、有機石灰(1㎡あたり30g)、化成肥料(1㎡あたり50g)です。
Phを測ると6.5でちょうど良い酸度ですが、カルシウム補給や生育中にも雨などで酸性になるので、少量の有機石灰を使用します。
全面施肥で塊で残らないように、しっかりすき込みましょう。
種まき
株間が30cm程度になるように、ペットボトルキャップ等を押し当てて深さ1~2cm程度の穴にし、種を蒔きます。
ダイコンの発芽率は高いので、私は3粒で間引きを1回で済ませますが、発芽率や根の張る方向を気にするなら5粒くらい蒔いて、畝の方向に育つものを選んでもいいかもしれません。(双葉の開いた方向に根が張ります。)
種を蒔いたら軽く土をかけ鎮圧、水をたっぷりかけてあげます。
コンパニオンプランツ
- ニンジン
- レタス
- マリーゴールド
ダイコンにはセリ科のニンジンやキク科のレタスを混植することで害虫防除になります。
野菜ではないですが、マリーゴールドも線虫予防になります。
防虫ネット
種まき後は防虫ネットでトンネルを作ります。
暖かいと害虫の被害にあうので、寒くて虫が活動しなくなるまで、ネットの中が葉でいっぱいになるぐらいまでかけておくようにしましょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回。
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