ダイコンの種まき方|深く耕す畝づくりと又根を防ぐコツ・間引きの考え方

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6月の作業
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ダイコンは地中深くまっすぐ伸びていく野菜です。だからこそ、種まきの前にどれだけ畑を深く耕しておくかで、まっすぐ太いダイコンになるか、又根(また割れ)の曲がったダイコンになるかが決まります。

私はジャガイモを掘り終えた畝でダイコンを育てることが多いです。ジャガイモ収穫のために深く掘り返した畑は、ダイコンの種まきにはもってこいだからです。このページでは、20年以上家庭菜園を続けてきた経験をもとに、ダイコンの種まき適期・深く耕す畝づくり・株間と間引きの考え方、そして又根を防ぐコツまで説明します。

大きく長いダイコンは「種まき前の畝づくり」で決まる

ダイコンで失敗しないいちばんのポイントは、種まきそのものよりも種をまく前にどれだけ深く耕したかです。

ダイコンは根が下へ下へと伸びます。途中に土の塊や石、すき込みきれていない枯れ葉などがあると、根がそこで分かれて又根になったり曲がったりします。逆に、深くやわらかく耕しておけば、まっすぐ伸びのびと育ちます。まずはこの「畝づくりが9割」という感覚を持って、作業を見ていきましょう。

ダイコンの基本データと種まき適期

まず栽培の前提を押さえます。

  • 科目:アブラナ科(連作障害は1〜2年あける)
  • 土壌酸度:pH6.0〜6.5
  • 発芽適温:15〜25℃
  • 生育適温:15〜25℃
  • 種まき適期:春どり(3〜5月)、秋どり(8〜9月)

ダイコンはアブラナ科です。見た目は違っても、キャベツ・コマツナ・ブロッコリーなど同じアブラナ科を育てたばかりの場所では、連作障害が出ることがあります。あいだに違う科の野菜を挟めると安心です。冬以外はいつでも蒔けますが、品種によって耐寒性・耐暑性・とう立ちのしやすさが違うので、季節に合った品種を選びましょう。

深く耕す畝づくりが又根を防ぐ

畝の目安は次のとおりです。

  • 畝幅:1m × 長さ3m
  • 株間:25〜30cm
  • 畝高:20cm

ダイコンは深く育つので、20〜30cmはしっかり耕します。耕すときは、ごつごつした土の塊を砕くように、いろいろな方向から鍬を入れるのがコツです。土の塊や石が残っていると、そこで根が分かれて又根になります。さらに過湿を嫌うので、高畝にして水はけをよくします。深く耕して高畝にすれば、合わせて40〜50cmぶんを耕したことになり、ダイコンがのびのび伸びる土になります。

肥料は有機肥料と化成肥料を使います。牛ふん(1㎡あたり2〜3L)、鶏ふん(1㎡あたり100g)、米ぬか(1㎡あたり50g)、有機石灰(1㎡あたり30g)、化成肥料(1㎡あたり50g)が目安です。pHが6.5前後でちょうどよくても、生育中に雨で酸性に傾くので、カルシウム補給もかねて少量の有機石灰を入れます。肥料が塊で残ると又根の原因になるので、全面にしっかりすき込みましょう。

種まきと間引き:5cm間隔で蒔いて間引きは1回

株間が25〜30cmになるように、ペットボトルのキャップなどを押し当てて深さ1〜2cmの穴を作り、種を蒔きます。

私のやり方は少し変わっていて、最初から5cm間隔で種を蒔き、間引きは1回だけにしています。しかもある程度の大きさになるまで間引かないので、1回目の間引きで抜いたダイコンも、小さいながらちゃんと食べられます。間引き菜が無駄にならないのが、このやり方のうれしいところです。発芽率が心配なら3〜5粒ずつ蒔いて、双葉の開いた方向(その向きに根が張ります)を見て、畝の方向に育つものを残してもよいでしょう。種を蒔いたら軽く土をかけて鎮圧し、水をたっぷりやります。

防虫ネットとコンパニオンプランツで害虫を防ぐ

種まき後はまず防虫ネットでトンネルを作るのが基本です。暖かいうちはアオムシなどの食害を受けやすいので、ネットの中が葉でいっぱいになるくらいまでかけておきましょう。寒くなって虫が活動しなくなるまではかけ続けるのが確実です。

コンパニオンプランツも補助的に有効です。ダイコンにはセリ科のニンジンやキク科のレタスを混植するとにおいで害虫よけになります。マリーゴールドも線虫予防になります。防虫ネットとの組み合わせで使うとより効果的です。

おすすめ用品:防虫ネット

ダイコンは種まき後にトンネルがけしておくと、アオムシなどの食害を防ぎやすくなります。葉が大きくなるまでの大事な時期を守れます。

防虫ネットを見てみる

よくある質問

ダイコンが又根(また割れ)になってしまいます。原因は?

多くは、耕し方が足りないか、枯れ葉や雑草などの残渣をすき込みすぎたことが原因です。根が伸びる途中に土の塊・石・分解しきっていない有機物があると、そこで根が分かれてしまいます。20〜30cmを深く、土の塊を砕きながら耕し、残渣は塊で残らないようにしっかりすき込むことで防げます。

間引きは何回すればいいですか?

私は最初から5cm間隔で蒔いて、間引きは1回だけにしています。ある程度の大きさになるまで間引かないので、1回目の間引きで抜いたものも小さいダイコンとして食べられます。発芽率が不安なら1か所に3〜5粒蒔いて、生育のよいものを1本残す方法でもかまいません。

防虫ネットはいつまでかけますか?

寒くなって虫が活動しなくなるまでが目安です。暖かいうちはアオムシなどの被害にあいやすいので、ネットの中が葉でいっぱいになるくらいまではかけておきましょう。秋まきで気温が下がってくれば、虫の活動も落ち着いてきます。

まとめ

大きくまっすぐなダイコンを育てるカギは、種まきの前にどれだけ深くやわらかく耕すかにあります。20〜30cmを土の塊を砕きながら耕し、残渣を残さずすき込めば、又根を防げます。

種は5cm間隔で蒔いて間引きは1回、抜いた間引き菜も小さなダイコンとして食べられます。コンパニオンプランツと防虫ネットで害虫を防ぎながら育てれば、土の中でまっすぐ育ったダイコンを収穫できます。畝づくりさえていねいにやれば、ダイコンは失敗の少ない野菜です。

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