こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
みなさんはどの品種のエダマメを育てることにしましたか?
前回の種まきの時に話したように、エダマメは鳥に食べられやすい野菜です。
植え付け後からしっかり対策をして害鳥・害虫被害をなくしましょう。
エダマメの成長過程ですること
- 防虫ネット
- 追肥
- 土寄せ
- 水やり
防虫ネット
まず、植え付けたらすぐに防虫ネットをしましょう。
おいしいエダマメの天敵は、ハトやカラス、それにカメムシです。
畝幅に合わせた半円の支柱を50~60cm間隔でさし、防虫ネットをかけます。
両端を結んで留め具で固定し、裾に土を乗せ、さらに上から支柱で押さえれば、風にも飛ばされません。
防虫ネットは収穫の1週間くらい前まで、苗がネットの天井につくぐらいまでは、かけたままにします。
または、他の野菜と混植していて、防虫ネットがかけられないようなときは、キラキラテープを使いましょう。
鳥よけようのキラキラテープが売られているので、畝の端に支柱を立て、高さ30~50cmくらいの位置で張ります。
他にも唐辛子エキス、木酢酢、ニーム等をスプレーして散布するなど、できる対策をしていきましょう。
追肥・土寄せ
エダマメの追肥は、植え付けてから約1か月後からになります。
最初の追肥は、1株ずつ株元に一つまみ(約3グラム)の化成肥料を撒きます。
肥料を撒いたら、株もとに土を集めるように中耕し水はけをよくしておきましょう。
2回目以降は2週間に1回畝の肩に1㎡あたり一つかみ(約30g)を撒き、風で飛ばないように土と混ぜます。
早生種だと追肥は1回か2回ですが、晩生種の場合は適期追肥を行い、しっかりと豆に栄養を与えましょう。
ここで注意してほしいことがあります。
エダマメの生育不良でツルボケというものがあります。
これは、葉ばかりが茂り、肝心の実が付かない現象をいいます。
原因は肥料成分の窒素が多いために起こります。
エダマメは根粒菌と共生しているため、根粒菌によって供給される窒素に、さらに化成肥料で窒素が供給されると、窒素を使って葉ばかり成長させてしまうのです。
そのため、追肥をするときに状態を確認して、葉が旺盛に茂り実付きや花付きが悪ければ、肥料を与えない選択も必要になります。
逆に窒素が足りていない時には、葉の先が黄色く変色するので、追肥の目安にしましょう。
水やり
エダマメは発芽時には水をほとんど必要としませんが、実を大きくするには水やりが必要になってきます。
畑が粘土質なら数日に1回、砂地なら毎日水やりを行った方が良いです。
水やりのタイミングは、朝夕のどちらかに行います。
日中太陽が当たるときに水やりを行うと、水滴によるレンズ効果で葉にダメージを与えてしまうからです。
なので水やりは朝夕に株もとにやさしく散布すると良いです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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