カブの育て方―種まき

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6月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
カブはあまり耐暑性がないので夏の栽培には適していません。

春先の暖かくなり始める時期や、秋に夏野菜が早く終わってしまい畝が空いているので育ててみるのはいかがでしょうか。

3月ごろ始めるときは寒さにあたってもとう立ちしにくい品種を、9月ごろなら耐暑性のあるものを選択して栽培します。

 

カブについて

  • 科目:アブラナ科(連作障害2~3年)
  • 土壌酸度:6.0~6.5
  • 原産地:地中海沿岸
  • 発芽適温:15~25℃
  • 生育適温:15~20℃
  • 種まき適期:3~4月、9~10月

 

カブはアブラナ科に属する野菜です。
キャベツや小松菜、ブロッコリー等を育てたばかりの場所では、病害虫の発生、生育不良のような連作障害が出ることがあります。
代表的な連作障害に根こぶ病というものがありますが、抵抗性品種も販売されているので、気になるようなら、そういった種を使うといいでしょう。

 

畝準備

  • 畝幅:1m
  • 株間:10~30cm
  • 畝高:10cm

カブはどの程度大きく育てるかによって株間が変わります。
小カブなら10cm、中カブ20cm、大カブなら30cmと、目的サイズで株間を変えていきます。

小カブはラディッシュ程度、大株はダイコンの太さ、中カブはその間だと思ってください。

おすすめは大きく育つカブを15cmくらいの株間で育て、大きくなったものから収穫し株間を開けていく方法です。

いっきに収穫しても食べきれませんし、大きさもまちまちで、ながくカブを楽しむ方法のひとつです。


肥料は有機肥料と化成肥料を使います。
牛糞(1㎡あたり3ℓ〔1.2kg〕)、鶏糞(1㎡あたり200g)または化成肥料(1㎡あたり100g)、米ぬか(1㎡あたり100~200g)です。
カブは養分が多いと葉ばかり茂ってしまうので、化成肥料を少なめにします。
私の畑では土壌酸度を測るとPh6.5でちょうど良い酸度ですが、雨や散水で酸性になっていくので有機石灰を一握り(約50g)程度入れます。
全面施肥でしっかりすき込みましょう。

 

種まき

スジまき

条間20cmになるように溝を作り1cm間隔で蒔きます。
種袋を見ると上記のような記述なためそうすると思いますが、カブの発芽率は良いので1回目の間引きをカットするため最初から5cm間隔で種を蒔きます。
種が余るようなら1cmでまくと良いですが、1cm間隔にまくのも難しい作業です。
種を蒔いたら軽く土をかけ、土の上から手で軽く押さえ鎮圧し、水をたっぷりかけてあげます。

 

点まき

点まきとは、最初から必要な株間をあけてペットボトルの蓋や空き缶でまき穴を作って種をまく方法です。

深さ1cm程度のまき穴を作り、2~3粒(心配なら4~5粒)の種をまき、土をかけて手で軽く押さえましょう。

まき穴をあけるときは15cm程度の間隔ですが、一回一回測っていると大変なので、男性ならコブシ1つ分、女性なら1つ半を目安にまき穴をあけると約15cm程度の間隔になると思います。

 

コンパニオンプランツ

  • ニンジン
  • セロリ
  • レタス
  • マリーゴールド

カブにはセリ科のニンジンやセロリ、キク科のレタスを混植することで害虫防除になります。
野菜ではないですが、マリーゴールドも混植すると線虫予防になります。
カブとニンジンの2条植えなどは、栽培期間や栽培スペースのとり方が似ているのでオススメの掛け合わせです。

 

カブは寒さにあたるとグングン甘さを増す野菜です。

春ならできるだけ早めに、秋なら生長期間を考えつつ少しでも遅く種をまくことで寒さにあてることができます。

また、寒い時期は害虫も少なく、まん丸でキレイなカブを育てることができる時期です。

ぜひチャレンジしてください。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回。

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