きゅうりの育て方ー苗選び

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4月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

苗選びは野菜の生育にとても大切なことです。

苗半作とうい言葉を家庭菜園をやっていく際に聞くことがあると思います。

苗の出来で、その野菜の収穫量や生育が半分は決まっているという言葉です。

このことから、苗選びは慎重に見極めていけるようになりましょう。

きゅうりの苗のここを見よう

  • 葉の大きさ色、厚み
  • 茎の太さ、節間
  • 根の張り、色

1点だけを見て判断はできないので、種苗店で売られている苗を見比べて、総合的に判断できると良いですね。

上記それぞれについて、解説していきます。

葉の大きさ色、厚み

葉がしっかりしていて、濃い緑色をしているものは太陽の光をしっかり浴びていて元気に育っているものです。

葉の表面に産毛がしっかり生えていて厚みのあるものが良いですが、売られている苗をあまり触るのは良くないので見た目で判断していきましょう。

葉の裏を見て、害虫が付いていないことはもちろん、葉脈の状態も見てみましょう。

写真は私が買ってきたものなので、葉をめくってますが、ポットを持ち上げれば確認できるので、買う際は無理にめくらないでください。

最後に、あまり小さいポットで売られている苗で、大きく育って葉が何枚もついているものは避けて方がいい場合があります。

根が育っていないのに、上ばかり育ってしまい弱っているか、根が育ちすぎていて根にダメージがあるかもしれません。

子葉を除いて葉が4~5枚程度ついているもので検討してみてください。

茎の太さ、節間

葉と葉の間が詰まっているものがオススメです。

茎が細くヒョロヒョロと間延びしているものは、生育状態が良いとは言えません。

茎の先端、次の葉がピンっと上に向かって勢いがある苗は元気があります。

子葉が残っていてしおれていないものを選びましょう。

根の張り、色

ポットの下を覗き込むと丸い穴が開いていますが、そこから根が見えていれば十分です。

見えている根が茶色く変色しているものは、根が傷んでいるので避けましょう。

根が見えなくてもポットを持った感触がしまっていたら、しっかりと根が育っている良い苗です。

根の状態を見るためにポットをもみ込むことはやめてください。苗が弱ってしまいます。

上記以外の注意点としては接ぎ木苗というものが売られています。

これは、病害虫に強く成長力のある土台(根になる部分)と美味しい実のなる穂木(地上部分)を組みわせたもです。

この場合、接ぎ木(根の部分と地上部分が合わさるとこ)している部分を見てズレやコブがないかを確認しましょう。

接ぎ木のメリットは病害虫に強く連作障害の防止になることですが、接ぎ木の部分のズレで成長に悪影響があることがあり、手間がかかっている分少し価格は高めです。

ちなみに私は、自根苗派です。

きゅうりの場合、接ぎ木苗の土台はカボチャです。

味が全然変わるわけではないですが、感覚としてキュウリ本来の味を楽しむなら自根苗かなと。

接ぎ木苗も育ててみたことはあります、その時は土台のすぐ上から脇芽ができ、グングンカボチャの茎が成長してきました。

もしかしたらカボチャも収穫できるのでは?と、物は試しに成長させてみましたが、カボチャはできませんでした。

土台を育ててしまうと、穂木側の成長に影響が出てしまうので「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということで早めに剪定しましょう。

以上、苗選びについて参考になったら嬉しいです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

きゅうりを植え付ける前におススメすることについて

植付方法についてはこちら

植え付けた後の手入れについてはこちら

収穫が始まってからの管理についてはこちら

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