「ジャガイモの芽が何本も出てきたけど、全部そのままにしておいていいの?」と思ったことはありませんか?私も家庭菜園を始めた頃、芽かきをせずにそのまま育てたことがあります。秋に掘り起こしたら小さな芋がゴロゴロ出てくるだけで、料理に使いにくくて困りました。
こんにちは、家庭菜園歴20年以上・5人家族でジャガイモを毎年育てているサクです。植え付け後の管理——芽かき・土寄せ・花摘みの3つは、やるかやらないかで収穫量と品質が大きく変わります。この記事では、それぞれのやり方とタイミングをわかりやすく解説します。
📖 この記事を読めばわかること
- 芽かきで大きなジャガイモを育てる方法(何本残すか)
- 土寄せの回数・タイミング・高さの目安
- 花摘みが必要な理由とやり方
植え付け前の土づくりは → 「土づくり完全ガイド」で詳しく解説しています。
芽かき:大きな芋を育てるために2〜3本に絞る
ジャガイモは1つの種いもから複数の芽が出てきます。そのままにしておくと、1株から出来る芋の総重量は変わらないまま、小さな芋が多数できるだけです。使いやすい大きさに育てるために、草丈が8〜15cmになったら2〜3本に絞る「芽かき」を行います。
芽かきのやり方
- 太くてしっかりした茎を2〜3本選んで残す
- 取り除く芽は、株元(カブ元)を反対の手で押さえて固定してから横に引き抜く
- ハサミは不要——手で引き抜くだけで大丈夫
- 種いもを傷つけないよう、引き抜く方向は真横〜斜め上を意識する
体験談:芽かきをサボったら小粒ばかりになった
正直に言うと、栽培3年目まで芽かきをきちんとやっていませんでした。「芽を取るのがもったいない」という気持ちがあって。その年の収穫はゴルフボール以下の芋が1株から20〜30個という状態で、皮むきが大変で結局半分は廃棄しました。
翌年から2本仕立てに絞ったところ、収穫できる芋の大きさが見違えるほど変わりました。数は減っても、1個1個が握りこぶし大の使いやすいサイズになって、収穫の満足度が格段に上がりました。
土寄せ:芋の緑化を防ぐ最重要作業
土寄せはジャガイモが地表に出て緑色に変色するのを防ぐために行います。緑化した芋にはソラニンという毒素が発生し、食べると腹痛・頭痛を引き起こします。必ず2回行いましょう。
土寄せのタイミングと高さ
| 回数 | タイミング | 高さの目安 | 追肥 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 芽かきと同時(草丈10〜15cm) | 5〜8cm盛る | 土寄せ前に施す |
| 2回目 | 1回目から2〜3週間後 | 15〜20cmになるよう盛る | 土寄せ前に施す |
追肥と土寄せはセットで行うのが効率的です。株元の周りに化成肥料または有機肥料を少量散布してから、周辺の土をかきよせて盛ります。1回の追肥量の目安は1株あたり一つまみ(約10g)程度です。
📦 おすすめ商品:じゃがいも専用肥料
ジャガイモはカリウム不足になると芋が大きくならないため、カリウム配合の専用肥料を使うと失敗しにくいです。専用肥料なら元肥・追肥のタイミングと量が初心者でも迷いません。
有機栽培に合った肥料の選び方は → 「土づくり完全ガイド」で詳しく解説しています。
花摘み:見つけたら早めに蕾を取る
ジャガイモは成長すると白や紫色の花を咲かせます。地上部に実もできますが食べられません。花や実を育てるために栄養が使われてしまうため、蕾のうちに摘み取る「花摘み(摘蕾)」をすることで、芋に栄養を集中させられます。
- 花が咲く前の蕾の状態で摘み取るのがベスト(開花後でも効果はある)
- 摘み方は手でそのまま取るだけでOK
- 花や実を一緒に引っ張ると茎が折れることがあるので丁寧に
- 花摘みをすると芋の重さが10〜20%増える場合があると言われている
花摘みは必須ではありませんが、やっておくと収量が安定しやすくなります。水やりや土寄せの確認のついでにチェックする習慣をつけると自然と行えます。
まとめ:植え付け後の3つの作業タイミング
- 芽かき:草丈8〜15cmで2〜3本に絞る。太い茎を残して他を引き抜く
- 土寄せ:芽かきと同時(1回目)、2〜3週間後(2回目)。追肥も同時に
- 花摘み:蕾を見つけたら早めに取る。開花後でも有効
これら3つの作業は、植え付けから収穫の途中で行う管理の中で最も重要です。特に土寄せを忘れると緑化したジャガイモが出てしまい、せっかく育てた芋が食べられなくなることもあります。面倒に感じるかもしれませんが、週1回の水やりチェックのついでに確認する習慣をつけるだけで充分対応できます。
ジャガイモ栽培全体(植え付け・収穫)については → 「土づくり完全ガイド」で詳しく解説しています。




コメント