水やりについて

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こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

皆さんは、水やりについてどのように考えていますか?

水やりなんてとても簡単な作業のようですが、野菜を育てているととても奥深いものだと感じます。

そこで私が実践している、水やりについてお話します。

 

ここに気を付けよう!水やりのコツ

  • タイミング
    • 種まき・植え付け
    • 時間帯
    • 頻度
  • 水の量
  • マルチング

この3つに気を付けると、野菜の成長、収穫量、病害虫に対する強さが変わってきます。

 

タイミング

タイミングといっても、色んな場面があります。

種まき・植え付け時なのか、時間帯なのか、水やりの頻度などがそうです。

 

種まき・植え付け時にはたっぷり水をあげます。

苗を植えるときは、買ってきたポットのままバケツに浸るように水を入れ、しっかり吸水させてから植え付けます。

植え付ける畝側も穴を掘ったら、そこにたまるほど水を入れてから植え付けると、根の張りが良くなります。

 

時間帯は、朝(午前中)日差しが強くなる前が良いです。

なぜかというと、日中に光合成する際、水が必要になるためです。

光合成とは二酸化炭素と水と光エネルギーで炭水化物(植物の栄養)を作ることです。

この時に水が足りていないと、光合成がうまくいかなくなってしまいます。

 

そこで、夜のうちに水をあげておけばいいのではないか?と考えるかと思いますが、それはオススメしません。

野菜たちは、夜のうちに栄養分を体にいきわたらせて成長します。

この時に水が多くあると、間延びした茎や実になってしまい、病害虫に弱くなったり、味の薄い実ができてしまうからです。

また、冬の夜に水やりをしてしまうと土が凍ってしまい、根を痛めることになり野菜を枯らせる原因になります。

 

最後に昼間の水やりをオススメしない理由もお話します。

水やりの際に葉っぱに全く水滴がかからないようにするのは難しいと思います。

葉っぱについた水は太陽光をレンズ効果で収束させ、葉を焼いてしまうのです。

そして、夏の昼間に水をかけると、焼けるように熱い表面の土から熱を吸収し水は熱湯になります。

その熱湯が土深く浸透すると根を痛めてしまい、野菜を枯らせてしまうことになります。

 

頻度は育てる野菜による

こう言ってしまうと答えになっていないのですが、本当に野菜によって違うので申し訳ないですが、野菜の原産地等を知っていると想像がつくのかもしれません。

あえて言うならトマトはほとんど水がいりません。

トマトは南米ペルーのアンデス高地が原産です。といってもわからないですね、アンデス高地は降水量が少ないそうです。

なので、トマトに水やりはほとんど必要ありません。

トマトの実は水をあげすぎると割れてしまいますので、特に実がつき始めたら気を付けて雨よけなどをしっかりとしてあげましょう。

 

逆に水を多く必要とするのは、サトイモやキュウリです。

サトイモは1日1回しっかりと吸水させると、実が大きくなります。私が育てているサトイモも、お天気任せの雨と毎日のように水をあげたものとでは大きさも収穫量も倍以上違いがでました。

また、きゅうりは根を浅く張るため、乾燥に弱くなっています。実がついて曲がってしまうようなら尚更しっかりと水やりをすることで、まっすぐ大きくすることができます。

 

水の量

種まき・植え付けのところで話したように、水をあげるときはたっぷりあげます。

これは野菜の根が水を求めて伸びるためです。

乾くたびにちょくちょく水をあげてしますと、野菜はそれ以上根を広げようとはしません。

水をタイミングよくしっかりとあげることで、表面の乾燥しているところだけではなく、土深く水を追いかけて成長します。

また、根も空気に触れる必要があるため、たっぷりの水やりで空気を地中深くに押し下げてあげることで、深く張った根の先まで空気に触れさせてあげることができます。

 

マルチング

マルチングとはご存知でしょうか。

不織布やビニールシートで野菜の周りを囲い雑草を生えなくさせたりすることです。

私のオススメするマルチングは畑で刈り取った雑草を野菜の周りに敷いてあげることです。

これによって、光を遮り雑草の繁殖を抑えることができ、強い日差しを遮り熱で野菜の根を痛めることを防ぎ、さらにはある程度の水分を保持することができるので、刈り取った雑草は捨てずに雑草マルチとして活用してみてください。

私は庭の芝を刈りこんだものをマルチとして使っています。

夏は芝の生育もいいので、どんどんマルチとして積み重なっていきます。

 

以上が、水やりのコツについてです、参考になったら嬉しいです。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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サクの家庭菜園

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