肥料について

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こんにちは、20年以上家庭菜園で無農薬栽培に挑戦している「サク」といいます。

前回、これがあれば間違いないという肥料について説明しましたが、さらに深く知っていただくと、理科の実験をするように楽しんで野菜が育てられるようになります。

今回は色々な肥料の種類、栄養素、どんな野菜に使うと良いかを書いていきます。

 

  • 有機質肥料とは
  • 無機質肥料とは
  • 堆肥とは

 

有機質肥料とは

植物や動物由来のもので、そのままでは肥料として機能せず、土中の微生物に分解されることによって、野菜に吸収される栄養分となるものです。

そのため、基本的には元肥として使用してください。

効果はゆっくり表れて長い期間持続します。

微生物の餌になることから、土をふかふかにしたり土壌改良にもなるので基本的には有機質肥料を使うことをオススメします。

ただ、匂いが出るものもあるので、住宅密集地やマンションのベランダなどでは注意が必要です。

鶏糞窒素・リン酸・カリ即効性があるため色々な野菜の追肥として使用することができます。
油粕窒素ほうれん草、小松菜
魚粉窒素・リン酸ナス、ピーマン
草木灰カリじゃがいも、サツマイモ
バッドグアノリン酸トマト、イチゴ
有機肥料窒素・リン酸・カリ有機物を人工的に固めたものでバランスよく栄養素が含まれています。

 

無機質肥料とは

自然界に存在する鉱石や化学的に合成された肥料のことです。

栄養素そのもののため、即効性のある肥料になります。

有機質肥料と比べて少量でも栄養素を多く含有しています。

生育不良が見られた場合に追肥として使うことをオススメします。

また、無機質肥料には土中の微生物が食べられるような餌ではないので、無機質肥料ばかり使用すると、畑はカチカチになります。

化成肥料窒素・リン酸・カリバランスよく栄養素が含まれるため色々な野菜の追肥として使用します。
尿素・硫安窒素草丈が伸びない、葉が黄色くなるようなら使用します。
ようりんリン酸花や実付きが悪い時に使用します。
硝酸カリウムカリ葉が黄色くなったり、実の品質が悪い時に使用します。

 

堆肥とは

土壌改良のために使用する植物または動物由来のものです。

肥料としての栄養素を含むものありますが、土壌の通気性、保水性、排水性、保肥力を改善するために使用します。

腐葉土広葉樹を発酵させたもので、植物の繊維分が多く、保水性・排水性・保肥力を高めます。
バーク堆肥木の幹などを粉砕し発酵させたもので、腐葉土より長期間土中に残るため、排水性をよくします。
牛糞微生物を多く含んでいるため、有機物を分解し植物が吸収しやすい土壌にしてくれます。
馬糞繊維分が多いため、通気性、排水性、保水性を改善します。
米ぬかビタミン、ミネラル、糖分を含み、微生物を活性化させます。

 

以上が肥料や堆肥についての説明になります。

 

上記のように、色々な種類のものが売られているので、野菜の状態で揃えたいところですが、有機質肥料は雨に濡れると匂いが強くなったり、虫が湧きます。

無機質肥料は濡れると塊になって使いづらくなります。

色々と常備したいところですが、1年で使い切れるぐらいの量で抑えることをオススメします。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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サクの家庭菜園

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