こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
皆さんは、家庭菜園をしていて参考にしている動画や本はありますか?
それらを見ていて、わからない言葉は出てきませんでしたか?
本で読んでいるなら、文字で何となく想像できたりしますが、動画だとそうはいきませんよね。
私も最初はこの人たち何を言っているのだろう?といろいろ調べました。
そんな初歩かもしれませんが、大切な用語についてまとめてみました。
- 間引き
- 接ぎ木苗
- 双葉・本葉
- 主枝・側枝
- 元肥・追肥
- 土壌酸度
- つるボケ
- 摘心
- とう立ち
- 科
- 株
- 花蕾
- 結球
- 直まき
- 一番花
間引き(まびき)
タネの発芽後、大きく育った株を選んで、他を抜いたり切ったりして取り除くことを言います。
野菜に合わせて、2~3回行います。
間引くことによって、成長に必要な株間をあけ、日当たりを確保します。
接ぎ木苗(つぎきなえ)
病気や害虫に強い種や、同じ科の他の野菜などを土台ににして、育てたい品種をつなぎ合わせた苗です。
価格は割高になるが、低温や病害虫に強かったりとメリットがあります。
双葉・本葉(ふたば・ほんば)
双子葉植物の発芽後、最初に出る2枚の子葉が双葉と言います。
子葉の後に出るその植物本来の形をした葉を本葉と言います。
エダマメやインゲンマメなどのマメ科の野菜は、双葉のあとに初生葉という大きな葉が出てから、本葉が出ます。
主枝・側枝(しゅし・そくし)
双葉の間からのびる最初の茎が主枝。
主枝についた葉の付け根から出る芽をわき芽と言い、わき芽がのびたものを側枝と言います。
キュウリやスイカなどの、つる性の野菜は主枝を親づる、側枝を子づる、子づるの葉の付け根からさらに伸びたものを孫づると呼びます。
元肥・追肥(もとごえ・ついひ)
種まきや植え付け前に土に施しておく肥料を元肥と言います。
その後、成長に応じて追加する肥料を追肥と言います。
元肥の効果は一定の期間たつと薄れるため、追肥で補っていきます。
土壌酸度(どじょうさんど)
土壌酸度のことを「pH(ペーハー)」とも言います。
土の酸度のことでpHの数値が7.0で中性、それより数値が小さければ酸性、大きければアルカリ性です。
多くの野菜がpH6.0~6.5の弱酸性を好みます。
つるボケ(つるぼけ)
窒素肥料が多いことにより、葉や茎ばかり茂り、実付きが悪くなることを言います。
摘心(てきしん)
茎の先端を摘み取って、その茎の成長を止めることを言います。
摘心するとわき芽が伸び、側枝の数を増やすことができます。
とう立ち(とうだち)
植物が花芽をつけて花茎を伸ばすことです。
ナバナ類などは、とう立ちした柔らかい花茎を食べる野菜です。
科(か)
植物や動物を分類した単位の一つになります。
野菜の場合、同じ科の野菜を同じ場所で続けて育てると、連作障害が起こりやすくなるため、どの科の野菜をどこで育てたか確認することが重要です。
株(かぶ)
植物を数えるときの単位です。
発芽したばかりの芽も、大きく育った植物も1株と数えます。
株と株の間隔は株間と言います。
花蕾(からい)
花芽が成長し、開花する前の状態の呼び方です。
ブロッコリーやカリフラワーの可食部が「花蕾」です。
頂部について物を頂花蕾、わきについたものを側花蕾
と呼びます。
結球(けっきゅう)
野菜の葉が、ボール状に重なっていく現象のことを言います。
キャベツ・ハクサイ・玉レタスなどが代表的な結球野菜です。
葉がゆるく巻いて完全には結球しないものを半結球と言います。
直まき(じかまき)
畑やプランターの土に直接種を蒔くことを言います。
まっすぐな溝を掘ってタネの蒔く「ずじまき」、一定間隔で作った穴に数粒ずつ蒔く「点まき」などがあります。
一番花(いちばんか)
最初につく花のことです。
これが実になると「一番果」という。
トマトやナスなどの苗を選ぶときは、一番花が付いたものを選ぶとその後の実付きが良くなります。
トマトのように房になって咲く場合は、「第一花房」と言います。
どうでしょう。
知らない言葉はありませんでしたか?
知っている用語ばかりだったという方、素晴らしいですね。
もう家庭菜園初心者ではありません。
ぜひ、用語たっぷりの家庭菜園談義を楽しみましょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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