ジャガイモの育て方ー植え付け後の管理

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4月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

ジャガイモを植え付けてから約1か月すると、地上部に数本の芽が出てきている頃かと思います。

私の畑のジャガイモ達も、ちらほらと芽を出してきました。

植え付けたジャガイモの品種によって、若干の葉の色や形、花の色の違いがあります。

そういった違いを家族や友人、畑仲間と話をして楽しむことができるのも、家庭菜園の魅力ですね。

まだ、短く少ない芽だと思いますが、ある程度出そろってから行っていく作業について教えます。

 

ジャガイモの成長過程ですること

  • 芽かき
  • 追肥
  • 土寄せ
  • ジャガイモの緑化について

芽かきについて

ジャガイモは手間をかけなくても、ある程度成長する野菜ですが、芽かきをすることによって、できる個数を減らし、一つ一つが栄養を吸収し、大きくなるようにします。

芽をそのままにしてしまうと、それぞれに芋ができることになり個数は増えますが、できたジャガイモは小さく軽いものになります。

ジャガイモの収量は重さで比べると、芽かきをしたものと、しなかったものの総量はだいたい同じになるそうです。

調理での使い勝手を考えるなら一つが大きいほうが良いですね。

画像でも分かりづらいかもしれませんが、太い茎のものを3本残しそれ以外を引き抜きます。

引き抜く時には、株もとをしっかりと抑え、植えてあるタネイモごと抜かないように注意しましょう。

 

追肥

ジャガイモへの追肥は2回行います。

1回目は芽かきをした後、2回目は芽かきから約1か月後に施します。

1回に施す量は、1株あたり鶏糞を軽く一握り(約15~20g)または、化成肥料を1㎡あたり30g程度を目安に与えると良いでしょう。

 

土寄せ

土寄せは、ジャガイモの緑化を防ぎ、肥大化を促すために行います。

また、畝周辺から削るように土を寄せることで、除草効果もあるため、一石三鳥な時短作業です。

土寄せも収穫までに2回行います。

それぞれ追肥のタイミングで、肥料に被るように行うと良いでしょう。

 

ジャガイモの緑化について

ジャガイモの緑化について、本当に危険なので解説します。

ジャガイモは太陽の光に当たると緑色に変色していきます。

この変色はソラニンという物質ができたことにより、皮の周辺が緑色になることです。

ソラニンを摂取すると中毒症状(嘔吐、下痢、腹痛、目眩、動悸、耳鳴、意識障害、痙攣、呼吸困難)を起こすといわれています。

中毒症状を起こす摂取量の目安は大人でも約50mg程度から症状が出るといわれており、ジャガイモの緑化した部分100gには100mgのソラニンを含むと農林水産省のホームページにも掲載されています。

ソラニンは調理による加熱により減らすことはできないので、皮を深くむき、芽をしっかりとってから調理するようにしましょう、。

もともと緑化させないために栽培時の土寄せ、収穫後の冷暗所保存に気を付けて、おいしく食べましょう。

 

ジャガイモの植え付け時に、なぜ畝を立てないかがわかりましたか?

ジャガイモ栽培は2回も土寄せをするので、もともと畝を立ててしまうと、とんでもない高畝になり掘り出す時も大変な作業になってしまうからです。

収穫するまでの作業を考えて、菜園を計画していくのも楽しいですね。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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