「ジャガイモの芽が何本も出てきたけど、全部残しておいていいの?」と思ったことはありませんか?私も家庭菜園を始めた頃、芽かきをしないまま育てたことがあります。収穫してみたらゴルフボール以下の小さな芋ばかりで、皮むきが大変で半分は廃棄する羽目になりました。
🥔 この記事でわかること
- 芽かきで大きなジャガイモを育てる方法(何本残すか)
- 土寄せの回数・タイミング・高さの目安
- 花摘みの理由とやり方
① 芽かき:大きな芋のために2〜3本に絞る
ジャガイモは1つの種いもから複数の芽が出ます。そのままにしておくと、1株全体の収穫量は変わらないまま、小粒の芋がたくさんできるだけです。使いやすい大きさに育てるために、草丈が8〜15cmになったら2〜3本に絞る「芽かき」を行います。
芽かきのやり方
- 太くてしっかりした茎を2〜3本選んで残す
- 取り除く芽は、株元を反対の手で押さえてから横方向に引き抜く
- ハサミは不要——手で引き抜くだけ
- 種いもを傷つけないよう、引き抜く方向は真横〜斜め上を意識する
② 土寄せ:緑化防止のための最重要作業
土寄せは芋が地表に出て緑色に変色するのを防ぐために行います。緑化した芋にはソラニンという毒素が発生し、食べると腹痛・頭痛を引き起こします。必ず2回行いましょう。
| 回数 | タイミング | 盛る高さ | 追肥 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 芽かきと同時(草丈10〜15cm) | 5〜8cm | 土寄せ前に施す |
| 2回目 | 1回目から2〜3週間後 | 計15〜20cm | 土寄せ前に施す |
追肥と土寄せはセットで行うのが効率的です。株元の周りに化成肥料または有機肥料を少量(1株あたり一つまみ・約10g)散布してから、周辺の土をかきよせて盛ります。
一度、土寄せのタイミングが遅れて収穫前に芋が土の表面に見えてしまったことがあります。そのまま放置はできないので急いで土をかけて様子を見ましたが、緑化せずに済みました。収穫するまでは気が抜けないと実感した経験です。
📦 おすすめ商品:じゃがいも専用肥料
有機入りの専用肥料で約120日間効果が持続。種いも2kgに対して500gが目安です。この専用肥料を元肥に使う場合は追肥なしでも育てられますが、一般的な化成肥料で育てる場合は本文のとおり土寄せと同時に追肥するのがおすすめです。
③ 花摘み:見つけたら蕾のうちに取る
ジャガイモは成長すると白や紫色の花を咲かせます。花や実を育てるために栄養が使われてしまうため、蕾のうちに摘み取る「花摘み(摘蕾)」をすると芋に栄養を集中させられます。
- 花が咲く前の蕾の状態で摘み取るのがベスト(開花後でも効果はある)
- 手でそのまま取るだけでOK
- 花や実を引っ張ると茎が折れることがあるので丁寧に
- 花摘みで芋に栄養が回りやすくなるが、収穫量への影響は大きく感じないこともある
花摘みは必須ではありませんが、水やりや土寄せのついでに確認する習慣をつけると自然と行えます。
正直なところ、やった年とやらなかった年で収穫量に大きな差を感じたことはありません。気持ちの問題かもしれませんが、蕾を見つけたらついでに摘む習慣にしています。
体験談:芽かきをサボって小粒ばかりになった年
正直に言うと、「芽を取るのがもったいない」という気持ちがなかなか抜けなくて、芽かきをきちんとやらずに育てていた時期がありました。その結果、ゴルフボール以下の芋が1株から20〜30個という状態で、皮むきが大変で半分以上廃棄することになりました。
2本仕立てに絞ってからは、握りこぶし大の使いやすいサイズが揃うようになりました。数は減っても、1個1個が料理に使いやすいサイズになって、収穫の満足度がまったく変わりました。
よくある質問
芽かきは2本と3本どちらがいいですか?
土の栄養や種いもの大きさによりますが、2本仕立てが安定しています。3本にすると芋の数が少し増えますが1個あたりのサイズが小さくなる傾向があります。確実に使いやすいサイズを収穫したいなら2本に絞るのがおすすめです。芽かきの詳しい手順は「ジャガイモの芽かき方法と失敗しない管理」で解説しています。
土寄せをしないとどうなりますか?
芋が地表に出て日光に当たると、ソラニンという毒素が発生して緑色に変色します。緑化した部分は食べられません。食べると腹痛・頭痛の原因になるため、土寄せは安全のための作業です。忘れがちな場合は週1回の水やりチェックと同時に確認する習慣をつけると防げます。
芽かきのあと水やりは必要ですか?
芽かき直後の水やりは特に必要ありません。ただし土が極端に乾燥している場合はたっぷり与えてください。芽かきと同時に追肥・土寄せも行うと、その後の管理がまとめてできて効率的です。
まとめ
「芽が何本も出てきたけど、全部残しておいていいの?」という最初の疑問は、「草丈8〜15cmになったら2〜3本に絞る」ことで解消できます。芽かきを後回しにするほど小粒の芋が増えるため、草丈を確認したら早めに行うのがポイントです。
土寄せは緑化防止のための安全管理です。芽かきのタイミング(1回目)と2〜3週間後(2回目)の2回、追肥と同時に行いましょう。収穫前に芋が土の表面に出ていないか、最後まで確認する習慣をつけると安心です。花摘みは収穫量への影響を大きく感じないこともあるため、できる範囲でやる程度で十分です。




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