「ジャガイモの芽が何本も出てきたけど、全部残しておいていいの?」と思ったことはありませんか?私も家庭菜園を始めた頃、芽かきをしないまま育てたことがあります。収穫してみたらゴルフボール以下の小さな芋ばかりで、皮むきが大変で半分は廃棄する羽目になりました。
こんにちは、家庭菜園歴20年以上のサクです。植え付け後の「芽かき・土寄せ・花摘み」の3つの管理作業は、やるかやらないかで収穫量と品質が大きく変わります。この記事では、それぞれの方法・タイミング・理由を解説します。
🥔 この記事でわかること
- 芽かきで大きなジャガイモを育てる方法(何本残すか)
- 土寄せの回数・タイミング・高さの目安
- 花摘みの理由とやり方
① 芽かき:大きな芋のために2〜3本に絞る
ジャガイモは1つの種いもから複数の芽が出ます。そのままにしておくと、1株全体の収穫量は変わらないまま、小粒の芋がたくさんできるだけです。使いやすい大きさに育てるために、草丈が8〜15cmになったら2〜3本に絞る「芽かき」を行います。
芽かきのやり方
- 太くてしっかりした茎を2〜3本選んで残す
- 取り除く芽は、株元を反対の手で押さえてから横方向に引き抜く
- ハサミは不要——手で引き抜くだけ
- 種いもを傷つけないよう、引き抜く方向は真横〜斜め上を意識する
② 土寄せ:緑化防止のための最重要作業
土寄せは芋が地表に出て緑色に変色するのを防ぐために行います。緑化した芋にはソラニンという毒素が発生し、食べると腹痛・頭痛を引き起こします。必ず2回行いましょう。
| 回数 | タイミング | 盛る高さ | 追肥 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 芽かきと同時(草丈10〜15cm) | 5〜8cm | 土寄せ前に施す |
| 2回目 | 1回目から2〜3週間後 | 計15〜20cm | 土寄せ前に施す |
追肥と土寄せはセットで行うのが効率的です。株元の周りに化成肥料または有機肥料を少量(1株あたり一つまみ・約10g)散布してから、周辺の土をかきよせて盛ります。
📦 おすすめ商品:じゃがいも専用肥料
有機入りの専用肥料で約120日間効果が持続。種いも2kgに対して500gが目安で、追肥なしで育てられる手軽さが気に入っています。
③ 花摘み:見つけたら蕾のうちに取る
ジャガイモは成長すると白や紫色の花を咲かせます。花や実を育てるために栄養が使われてしまうため、蕾のうちに摘み取る「花摘み(摘蕾)」をすると芋に栄養を集中させられます。
- 花が咲く前の蕾の状態で摘み取るのがベスト(開花後でも効果はある)
- 手でそのまま取るだけでOK
- 花や実を引っ張ると茎が折れることがあるので丁寧に
- 花摘みをすると芋の重さが10〜20%増える場合があると言われている
花摘みは必須ではありませんが、水やりや土寄せのついでに確認する習慣をつけると自然と行えます。
体験談:芽かきをサボって小粒ばかりになった年
正直に言うと、「芽を取るのがもったいない」という気持ちがなかなか抜けなくて、3年目まで芽かきをきちんとやっていませんでした。その結果、ゴルフボール以下の芋が1株から20〜30個という状態で、皮むきが大変で半分以上廃棄することになりました。
翌年から2本仕立てに絞ったところ、握りこぶし大の使いやすいサイズが揃うようになりました。数は減っても、1個1個が料理に使いやすいサイズになって、収穫の満足度がまったく変わりました。
まとめ:植え付け後の3つの管理タイミング
- 芽かき:草丈8〜15cmで2〜3本に絞る。太い茎を残して他を引き抜く
- 土寄せ:芽かきと同時(1回目)、2〜3週間後(2回目)。追肥も同時に
- 花摘み:蕾を見つけたら早めに取る。開花後でも有効
特に土寄せを忘れると緑化ジャガイモができてしまいます。週1回の水やりチェックのついでに確認する習慣をつけるだけで充分対応できます。少しでも参考になれば嬉しいです。



コメント