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長ネギは、植えたあとに土寄せをしながら白い部分を伸ばしていく野菜です。苗を植えただけで終わりではなく、少しずつ土を寄せて、倒れにくくしながら育てていきます。
わが家で長ネギを育てるときに実際にやっている、土寄せ・追肥・病気の見方から収穫までを、順番に紹介します。ほかの野菜のように「実がついたら収穫」ではなく、白い部分を育てるための管理として見ていきます。
長ネギは土の中で白い部分を育てる
長ネギの白い部分は、光に当たりにくい状態で育った部分です。そのため、長ネギを白く長く育てたい場合は、植え付け後に土寄せをして、株元を少しずつ土で覆っていきます。
ただし、一度に深く埋めすぎると葉の分かれ目まで土が入り、株が弱ることがあります。長ネギは一気に仕上げるより、成長に合わせて少しずつ土を寄せる方が管理しやすい野菜です。
土寄せは「白い部分が出てきたら都度」こまめに
土寄せの回数で迷う方は多いですが、わが家では回数を決めていません。成長して白い部分が伸びて見えてきたら、その都度少しずつ土を寄せています。結果として、土寄せの回数はかなり多くなります。
このやり方の良いところは、一度にたくさん埋めずに済むことです。少しずつなら葉の分かれ目を埋めてしまう失敗も起きにくく、株を弱らせずに白い部分を伸ばしていけます。実際、わが家ではこの「都度こまめに土寄せ」で、土寄せが遅れて白い部分が短くなったという失敗は出ていません。畑を見たときに白い部分が地表に出てきていたら、土を寄せるサインだと考えると分かりやすいです。
土寄せは葉の分かれ目を埋めないようにする
土寄せで気をつけたいのは、葉の分かれ目まで土をかけないことです。ここまで土が入ると、葉の間に土や水がたまり、傷みやすくなることがあります。
目安としては、株元へ少しずつ土を寄せ、葉が分かれている部分は土の上に出しておきます。都度こまめに寄せると、自然と「分かれ目の少し下まで」で止めやすくなります。土寄せのたびに白い部分が少しずつ伸びるイメージで進めると、作業の意味が分かりやすいです。
追肥と水やりは土寄せに合わせて続ける
長ネギは長い期間畑にいるため、途中で肥料が切れると葉の色が薄くなったり、太りが悪くなったりします。追肥は土寄せのタイミングに合わせると作業をまとめやすいです。肥料を株元に固めて置くのではなく、株のまわりに軽くまいて土と混ぜながら寄せます。肥料が多すぎると根を傷めることもあるため、少量ずつ様子を見る方が扱いやすいです。
水やりは、露地栽培なら基本は雨任せで構いません。植え付け直後に根が根づきするまでと、夏に土がからからに乾き続けるときだけ、朝に株元へ与えれば十分です。長ネギは過湿を嫌うので、水のやりすぎには注意します。
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葉にオレンジ色の斑点(さび病)が出たら早めに取る
長ネギでは、葉にオレンジ色の粉のような斑点が出ることがあります。これはさび病と呼ばれる病気で、放っておくと広がりやすいです。わが家では、さび病らしい症状が出た葉は、様子を見すぎずにすべて取り除くようにしています。傷んだ葉を畑に残すと胞子が飛んで広がりやすいので、早めに取って処分するのが対応の基本です。
あわせて、株の間が混み合っていないか、風通しが悪くなっていないかも見ます。密植を避け、傷んだ葉を残さないことが予防につながります。翌年も同じ場所でネギ類を続ける場合は、連作になっていないかも確認しておくと安心です。
収穫は太さと白い部分を見て判断する
長ネギは、太さが出て白い部分が十分に伸びてきたら収穫候補です。必要な分だけ抜き取ることもできますし、寒さに当てながら順番に収穫することもできます。
抜くときは無理に引っ張らず、周囲の土を少しゆるめてから引き抜くと折れにくくなります。土寄せをしている場合は根元が深くなっているので、スコップや鍬で周囲を軽く起こしてから収穫すると扱いやすいです。
秋冬の土寄せは、収穫日から逆算する
長ネギは土を掛けたその日に白い部分が長くなるわけではありません。土で光を遮り、時間をかけて白く育てます。冬に採る株は最後の土寄せから収穫まで1か月以上を見込み、すぐ食べる株と畑に残す株を分けておくと作業を決めやすくなります。
土寄せの回数が多くても、毎回の追肥は要りません。土寄せは遮光と株の支え、追肥は養分の補充です。少し土を足すたびに肥料も入れると多くなりやすいので、施肥した日と畝の面積を記録して量を管理します。
土が雨でべたつく日は作業を延期します。湿った重い土を株元へ一度に寄せると、通気が悪くなり、葉の分かれ目へも土が入りやすくなります。土がほぐれる日に、通路側の土を薄くすくい、葉の分かれ目を地上に残して仕上げます。
必要な分を抜き、残す列は根を傷つけない
収穫する列の横から土を崩し、白い部分が見えてきたら根の周りを緩めます。葉をつかんで強く引くと途中で折れやすいので、株を支えながら抜きます。数本だけ採る場合は、隣に残す株の根を切らない側から掘ります。
抜いたあとの溝が隣の株まで崩れたら、残した株が倒れないよう土を戻します。収穫を進める間も、葉の分かれ目を埋めないことは同じです。白い部分の長さがそろっていなくても、太さと料理で使う量を見て採ると、家庭用として無理なく使えます。
畝を全部空けたら、さび病の出た葉や古い根を片づけます。残さをその場へ積んでおくと、次作の作業の邪魔になるだけでなく、虫や病気の残る場所になります。土寄せで高くなった畝をならし、次の野菜の株間や通路を取り直します。
土寄せ前に、葉の分かれ目と通路の土を見る
土を寄せる前に、株ごとの葉の分かれ目がどこにあるかを見ます。高さが違う株を一度の作業で同じ深さへ埋めず、低い株の首元へ土が入らないよう加減します。鍬は株のすぐ脇へ深く入れず、通路側の土を薄く削って寄せると根を切りにくくなります。
作業後は葉の間へ土が入っていないか、ぐらついた株がないかを上から見ます。土を高く積めばよいのではなく、根を傷めず、葉の分かれ目を出したまま株を支えることが大切です。使った鍬の土を落とし、次の作業で根元へ大きな土の塊を落とさないようにします。
秋の葉色が薄いときは、水はけと施肥履歴を分けて調べる
細い株や葉色の薄い株を見つけても、すぐ肥料不足と決めません。雨の後も株元が濡れたままなら、まず畝の排水を直します。根が傷んで水や養分を吸いにくくなっている株へ追肥を重ねると、回復につながらないことがあります。
土に水がたまっていないかを調べてから、最後に追肥した日と量を見直します。追肥は畝へ均一に施し、葉の分かれ目へ粒を落とさないようにします。新しい葉の色と太さを見て、すでにある古い葉の傷みがそのまま消えることを期待しないようにします。
収穫を待つ列と、今週食べる列に目印を分けておくと、土寄せしたばかりの株を誤って抜かずに済みます。作業後は鍬の刃についた土を落とし、乾かして保管します。次に使うときに柄の緩みも調べると、こまめな土寄せを続けやすくなります。
まとめ|長ネギは都度こまめな土寄せで育てやすい
長ネギは、植え付けたあとに土寄せを重ねながら白い部分を育てる野菜です。回数を決めて構える必要はなく、白い部分が出てきたら都度こまめに寄せていけば、葉の分かれ目を埋める失敗もしにくく、白く長いネギに近づきます。
追肥は土寄せと一緒に、さび病らしい葉は早めにすべて取る。これだけ押さえておけば、長く畑にいる野菜でも見通しを立てて管理できます。株元を見ながら、白い部分が伸びていく過程を楽しんで育てていきましょう。
よくある質問
買った苗をすぐ植えられません。どう置けばよいですか?
束のまま日なたへ放置せず、根を乾かさないよう短期間だけ日陰で管理します。日数がかかるなら土へ仮植えし、植えるまでの間に根が乾ききるのを防ぎます。蒸れる袋へ密閉せず、傷んだ苗は分けます。
葉ネギの苗を買いました。土寄せで白い長ネギになりますか?
葉ネギと、白い部分を長く育てる根深ネギは、適した品種と育て方が違います。深く土を掛ければ同じものになるとは考えず、苗のラベルを確かめます。白い長ネギを目指す場合は、根深ネギとして売られている苗を選びます。
収穫した長ネギは、洗ってから保存しますか?
すぐ使う分は洗い、保存する分は余分な土や傷んだ葉を落として、使う直前に洗うと扱いやすくなります。冷蔵する場合は乾燥を防いで包み、冷蔵庫に収まる長さに切ります。切った部分は早めに使い、ぬめりや異臭が出たものは使いません。


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