こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
今回は夏は薬味、冬は鍋物にと、季節を問わず必要とされる長ネギの育て方です。
長ネギは生育がゆっくりなので、ほとんど手間のかからない野菜です。
また、再生栽培することができ、コスパが良く、一度育てれば数年、ネギを買わなくていいでしょう。
長ネギについて
- 科目:ヒガンバナ科(連作障害:1~2年)
- 土壌酸度:6.5~7.0
- 原産地:中央アジア
- 発芽適温:15~28℃前後
- 生育適温:15~20℃
- 植え付け適期:7月上旬~8月上旬
- 栽培期間:4~5カ月
連作障害が出やすい期間が短いので、同じヒガンバナ科のニラやたまねぎを育てた後では無ければ、どこでも植えられます。
また、コンパニオンプランツとして活躍する野菜なので、食べる分とは別に多く育てておくと良いでしょう。
畝づくり
- 畝幅:1m×3m
- 株間:5cm
- 畝高:-30cm
- 元肥:無施肥
長ネギは溝を掘って植え付け、成長した分だけ土を寄せて育てていきます。
畝を準備する際に耕してしまうと、掘った溝が崩れやすくなるため、準備する際は耕さず、ネギの背にするところを、土が固く締まった通路側になるようにすると植え付けがしやすいです。
植え付け
- 畝方向
- 植え溝
- 無施肥
- ワラ入れ
畝方向
植え溝の基本は、東西方向が基本です。
東西に畝を作ることで、南側からすべての苗に均等に日があたり生育がそろいます。

植え溝
通路部分などの硬く締まった土が北側になるように幅15~20cmで深さ30cmの溝を作ります。
掘った土は南側に盛り上げておきます。
ここで掘った土は今後、土寄せする際に崩していきます。
無施肥
植え付け時には元肥は必要ありません。
土寄せをする際に追肥を行い、成長させます。
ワラ入れ
溝を掘ったら、北側の壁に苗を5cm間隔で立てかけるように並べ、根元に土をかけて軽く押さえます。
苗を並べたらワラを1束程度入れます。
ワラを入れるのは、通気性を良くするためと、苗が倒れるのを防ぐためです。
ワラがないときは、刈り取った草やトウモロコシの茎を乾燥させたものを代用しても良いでしょう。
ワラの上に土はかけずに作業は終わりです。

写真のように、トウモロコシの茎だけでは高さが足らないので、長ネギの白い部分が隠れるぐらいまで土を被せます。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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