こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
今回はカブのコンパニオンプランツとしてニンジンを育てます
ニンジンは冬以外は種を蒔くことができる野菜です。
ただ、発芽率が悪いのでそこは気を付けていきましょう。
ニンジンについて
- 科目:セリ科(連作障害:1~2年)
- 土壌酸度:5.5~6.5
- 原産地:アフガニスタン
- 発芽適温:15~25℃
- 生育適温:15~20℃
- 種まき適期:春まき(3~4月)夏まき(6~7月)秋まき(8~9月)
ニンジンは連作障害のある野菜ですが、セリ科に属する野菜が少ないためあまり気になり
ません。
ちなみにセリ科は、パセリやセロリです。
春、夏、秋に種を蒔くことができますが、寒さに当たると「とう立ち」するので、春の早
蒔き、秋の収穫遅れには気を付けましょう。
畝準備
- 畝幅:1m
- 株間:10~15cm
- 畝高:10cm
肥料は有機肥料と化成肥料を使います。
牛糞(1㎡あたり2~3kg)、鶏糞(1㎡あたり200g)、米ぬか(1㎡あたり
100~200g)と化成肥料(1㎡あたり100g)です。
ニンジンは肥料が少なくても育ちます。
これもカブと混植する際に大切なポイントです。
カブは養分が多いと実より葉が成長してしまうので、肥料少なめだからです。
Phを測ると6.5でちょうど良い酸度ですが、梅雨時期に入り酸性になりやすいので有
機石灰を1㎡あたり一握り(約50g)程度入れます。
全面施肥で塊が残らないように、しっかりすき込みましょう。
ニンジンは地下に向かって成長します。
成長する時に根の先端が土の塊や石に触れると又根になってしまいます。
畝を耕すとき、肥料をすき込む際は、障害物になるようなものを取り除きながら、しっか
りと耕します。
種まき
ニンジンはスジ蒔きします。
条間は20cmになるようにし、深さ1cm程度の溝を作り蒔きます。
今回はカブとの混植ですが、カブも条間20cmで種まきするため、カブ、ニンジン、カ
ブ、ニンジン、カブとなるよう交互にスジ蒔きします。
ニンジンの発芽率は60%程度でかなり悪いので、1cm間隔でしっかりと蒔きます。
発芽には太陽の光が必要なので、土をかけるときは、薄くかけるように気を付けます。
乾燥にも弱いため、種蒔き時にもたっぷりの水をまきますが、種まき後も発芽するまでは
、しっかりと水をあげるようにしましょう。
コンパニオンプランツ
- ダイコン
- カブ
- 長ネギ・玉ねぎ
- ローズマリー・マリーゴールド
セリ科のニンジンはキアゲハの幼虫による食害があります。
アブラナ科のダイコン・カブがキアゲハを忌避させます。
今回はカブと混植していますが、ニンジンもカブにつくモンシロチョウ等を忌避させるた
め、お互いに効果抜群です。
他には、ネギ類、ハーブ類もにおいによる忌避効果に期待できます。
間引き
ニンジンは冒頭にも記述したように、発芽率が悪いです。
種袋を見てもらえばわかりますが、発芽率60%程度かと思います。
ニンジンの発芽は5~10日です。
10日経っても芽が出ないなら、再度種を蒔きましょう。
1回目の間引きは本葉が出たころに、混みあっているところ間引きます。(約1cm間隔
)
2回目の間引きは本葉3~4枚出たころに3~4cm間隔に間引きます。
梅雨に入るとなかなか畑に出ることができません。
2回目の間引きまでを梅雨前に行えるといいですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回。
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