サツマイモの育て方-植え付け後の管理

スポンサーリンク
7月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

サツマイモを植え付けてから1か月ほど経ちました。

サツマイモは何も手を加えなければどんどんツルを伸ばし、畑を侵食していきます。

畑をコンパクトに保ち、実を太らすための作業をしていきましょう。

 

サツマイモの管理について

  • つるボケ
  • ツル返し
  • 肥料について

サツマイモは手のかからない野菜ですが、気を付けなければならないことがあるので説明します。

 

つるボケ

サツマイモの1点だけ気を付けること。

それは、「つるボケ」です。

つるボケとはなんだ?という方もいるかと思いますが、実を付ける野菜では気を付ける大事なところです。

肥料には、窒素・リン酸・カリという三大肥料成分があります。

そのなかで、窒素肥料は葉や茎を成長させる肥料で葉物野菜では必須になります。

しかし、つる性の野菜では窒素肥料が多いと、どこまでもツルを伸ばし実を付けない野菜があります。

トマト、キュウリはもちろんですが、ナスやピーマンも1番花が咲くまでは油断できません。

そしてサツマイモです。

まさにツルです。

そのため植え付け時の元施肥は少なく、追肥もほとんどしません。

ですが、サツマイモはツルを伸ばし、その先で根を生やします。

これは育った先の栄養分を吸収するため、また更にツルを伸ばし、時には伸びた先にイモをつけてしまい、肝心の元のイモが成長しない、ということが起きてしまいます。

 

ツル返し

上記で説明したように、ツルが伸びていると実が太くならない原因となるため、必要な作業があります。

それが「ツル返し」です。

作業は簡単で、成長した先のツルを引き上げ、バリバリと生えた根を引きはがし、株元に被せるように乗せるだけです。

できれば1度だけではなく、畑に出た時に広がってるかも?と思えば毎回やっても良い作業だと思います。

写真で雑に見えますが、実際に雑に扱っても、サツマイモが埋まっている方ではなく、広がったツル側を持ち上げれば大丈夫です。

 

肥料について

サツマイモは肥料がない土地でも育ちますが、1か月たって葉の茂りに勢いがなかったり、葉の色が薄いようなら追肥をしましょう。

その際は専用肥料があれば良いですが、だいたい8-8-8や14-14-14と表記された肥料をお持ちだと思います。

肥料成分が均等なので使いやすい肥料ですが、サツマイモに追肥するなら、他の野菜たちとは量を減らし、軽く握る程度の1㎡あたり10~20グラムくらいにして様子を見ながら行いましょう。

また、芋を肥大させる効果を期待するなら、カリ成分の多い肥料を追肥するといいでしょう。

 

つるボケに気を付けて、食欲の秋に向けて大きなイモを育てましょう。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

コメント

タイトルとURLをコピーしました