ピーマンの育て方|整枝と支柱で長く収穫するための管理の流れ

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ピーマン栽培
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ピーマンは、実がつき始めると次々に収穫できる楽しい野菜です。ただ、最初の花をどうするか、支柱はいつ立てるか、わき芽や枝をどこまで整理するかで迷いやすい野菜でもあります。

この記事では、わが家で20年以上ピーマンを育ててきた中で「ここを見ておくと長く収穫できる」と感じているポイントを、一番花・整枝・支柱・追肥・葉の変化・収穫の順に整理します。ひとつずつ確認できるようにしておくと、株を弱らせずに長く収穫しやすくなります。

ピーマンは株を育てながら収穫する野菜

ピーマンはトマトやナスと同じナス科ですが、収穫の考え方は少し違います。大きな実を数個だけ取るというより、株を疲れさせないようにしながら、ちょうどよい大きさの実を順番に取っていく野菜です。

そのため、最初から実をたくさんつけさせようとするより、まずは根を張らせ、枝を広げ、花がつき始めてから少しずつ収穫へ進める意識が大切です。実際にわが家では、家庭で消費しきれないほど採れる年が多く、ピーマンは「採れすぎて困る」側の野菜だと感じています。

一番花は無理に摘まなくてよい

ピーマンで迷いやすいのが、一番花を摘むかどうかです。一番花とは、苗を植えたあとに最初につく花のことです。育て方の本では「株を充実させるために摘む」と書かれることもあります。

ただ、わが家では一番花を摘んでいません。摘まずに育てても収穫量は十分で、むしろ食べきれないくらい採れています。気をつけているのは、一番果(最初の実)を大きくしすぎないことです。最初の実は小さいうちに早めに収穫して、株の体力を枝葉づくりに回すようにしています。

つまり「花を摘むかどうか」よりも、「最初の実を大きくしすぎず早めに取るかどうか」の方が、わが家では効いている実感があります。株が小さく葉の枚数も少ないうちは、最初の実を早めに取って株づくりを優先すると安心です。

実を大きく充実させるカギは整枝

数はたくさん採れても、ひとつひとつが小さいと調理で使いにくい――これはわが家で実際に感じた失敗です。振り返ると、枝の整理(整枝)が足りなかった年ほど、実が小さく充実しませんでした。

ピーマンは放っておくと枝が混み合い、株の力が分散して実が太りにくくなります。最初の枝分かれより下から出るわき芽は早めにかき取り、混み合った内側の枝は風と日が通るように整理します。こうすると一つひとつの実に力が回りやすく、料理に使いやすい大きさにそろってきます。

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支柱は実が重くなる前に立てておく

ピーマンは最初のうちは小さく見えますが、枝が増えて実がつき始めると、風や実の重さで株が傾きやすくなります。倒れてから支柱を立てると根を傷めやすいため、植え付け時か、遅くても株が大きくなり始めた頃に支柱を立てておくと安心です。

支柱は株元から少し離して立て、茎をきつく縛りすぎないようにします。茎が太くなる余地を残して、ゆるめに固定すると管理しやすいです。枝数が増えてきたら、横にもう一本渡して支えると倒伏を防げます。

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追肥と水やりは切らさないように続ける

ピーマンは収穫期間が長いので、肥料切れを起こすと花が落ちたり、実が小さくなったりします。ただし一度に多く入れると葉ばかり茂って実つきが悪くなることもあります。追肥は花が増えて実がつき始めた頃から、株のまわりに軽くまいて土となじませる量を、2〜3週間おきに少しずつ続けます。

水やりは、露地栽培なら基本は雨に任せますが、土の表面が乾いて白っぽくなったら、朝のうちに株元へたっぷり与えます。真夏に日中しおれるようなら、朝と夕方の2回に分けると乾きすぎを防げます。葉の色が薄い、花が落ちる、実の太りが悪いといった変化が続くときは、肥料切れだけでなく水切れや暑さも一緒に見ます。

葉の異変はまず葉裏を見る

ピーマンは葉がしっかり茂るため、虫の被害に気づくのが遅れがちです。わが家で葉に穴や変色を見つけたときは、まず葉裏を確認します。葉裏には、アブラムシやハダニ、夜のうちに葉を食べるヨトウムシ、実に食い入るタバコガの幼虫など、被害の原因が隠れていることが多いからです。

小さな穴が増えてきたら、葉裏と新芽の近くを見て原因を探します。実に穴があいている場合は、その実を切ってみて虫がいないか確認し、被害果は早めに取り除いて周囲に広がっていないか見ておきます。葉裏を先に見る習慣をつけると、初期のうちに対応しやすくなります。

収穫は大きくしすぎず、こまめに取る

ピーマンは、実が十分な大きさになったら早めに収穫します。大きく育てすぎると1個の実に株の力が使われ、次の花や実がつきにくくなることがあります。家庭菜園では「もう少し大きくなるかも」と待ちたくなりますが、長く収穫したい場合は、ほどよい大きさでこまめに取る方が株を疲れさせにくいです。

収穫するときは、枝を引っ張らず、ハサミでヘタの少し上を切ると株を傷めにくくなります。手でねじって取ると枝ごと裂けることがあるので、切れ味のよい鋏を使うと安心です。

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よくある質問

ピーマンの一番花は摘んだ方がいいですか?

必ずではありません。わが家は一番花を摘まずに育てていますが、収穫量は十分です。気をつけているのは、最初の実を大きくしすぎないことです。株がまだ小さいうちは、最初の実を小さいうちに早めに取ると、株の体力を枝葉づくりに回しやすくなります。

実の数は多いのに小さいままです。なぜですか?

枝の整理(整枝)が足りないと、株の力が分散して一つひとつが太りにくくなります。わが家でも、整枝が不足した年は数は採れても小さく、調理で使いにくいことがありました。混み合った枝や下のわき芽を整理し、追肥と水やりを切らさないようにすると、実が充実しやすくなります。

ピーマンの花が落ちるのは肥料不足ですか?

肥料不足のこともありますが、水切れ、暑さ、株の疲れでも花は落ちます。葉の色、土の乾き方、実のつき方を一緒に見ると原因を絞りやすいです。肥料だけで解決しようとせず、まずは水やりと株全体の様子を確認します。

まとめ|ピーマンは最初の実と整枝を意識すると育てやすい

ピーマンは、植えたあとの管理が分かりにくい野菜ですが、見るポイントが分かれば迷いはぐっと減ります。一番花は無理に摘まなくても大丈夫で、それより最初の実を大きくしすぎないこと、そして枝を整理して一つひとつの実に力を回すことが、わが家では充実した実につながりました。

支柱を早めに立て、追肥と水やりを切らさず、葉の異変はまず葉裏を見る。あとはほどよい大きさでこまめに収穫すれば、株は疲れにくく長く採れ続けます。採れすぎて困るくらいの収穫を目指して、葉や花の様子を見ながら少しずつ育てていきましょう。

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