アスパラガスの育て方ー植え付け

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2月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

アスパラガスは、一度植え付けたら10年は収穫できる野菜です。

栽培期間がとにかく長いので、栽培場所を決める際は、慎重に決めましょう。

 

アスパラガスについて

  • 科目:キジカクシ科(連作障害:3~4年)
  • 土壌酸度:6.0~7.0
  • 原産地:南ヨーロッパ~ロシア南部
  • 生育適温:15~25℃
  • 植付適期:2月下旬~4月中旬
  • 収穫まで:1か月後または翌年4月以降

アスパラガスも連作障害がありますが、10年後にすっぱりと新しくするよりは、更新を考える2年ほど前から、小さい苗を別の場所で育て始めても良いのではないでしょうか?

10年という長い期間で土壌酸度を保つことを意識しなければ、Ph6.0はいつの間にか下回ってしまうと思います。

 

畝づくり

  • 区画:畝幅1m×長さ3m
  • 畝高:10cm
  • 元肥:1㎡あたり牛ふん3L(1.2kg)、鶏ふん100g、有機石灰50g、米ぬか50g
  • 施肥方法:溝施肥

区画は、私の畑の規定サイズで、統一することで、防虫ネット等を使用するときにいろいろなサイズを用意する必要がなくなります。

畝高は、土質によって5cm程度まで浅くして良いでしょう。

粘土質なら10cm、砂地なら5cmという感じです。

 

植え付け

  • 根株の選定
  • 肥料焼け防止:間土
  • 株間:30~40cm

ホームセンターなどでは、枯れ枝を束ねたような状態で売られているのを、よく目にするかと思います。

これを「根株」と言います。

  

根株の選定

アスパラガスは、ポッド苗、地上部を切った根株の、どちらからでも栽培を始められます。

根株には、栽培1年目の若い株から、数年経過した大きな根株があります。

1年目の若い根株では、数本は出てきますが、太い茎ではではありません。

なので年内は株の充実をはかるために、収穫はせずに擬葉を育て、光合成を促して根の成長を優先させます。

年内に収穫したいなら2年目以上の根株を用意しましょう。

大きな根株であれば、植え付け後1~2カ月程度で食べられる太さの茎が出ます。

 

肥料焼け防止

アスパラガスは、肥料を溝を掘り、溝穴に撒いていく溝施肥をします。

肥料を撒いた上に直接根株を置いてしまうと、肥料焼けといって根を痛めてしまいます。

そこで、肥料の上に厚さ5cm程度土を入れて、直接肥料に根が当たらないようにします。

これを「間土」というのですが、これが植え付け時の最大のポイントでしょう。

 

株間

アスパラガスを数株植えるときは、株間を30~40cmあけるようにします。

2列で植えるなら、列間を1mあける必要があります。

こんなに広さを使ってしまっては、家庭菜園で育てる広さではなくなってしまいますね。

複数植え付けるときの距離の見方は、成長点(目が出るところ)を基準にします。

植え付けるときに、根の向きをそろえて、成長点が30~40cm間隔になるように並べます。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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