アスパラガスの育て方|株を育てる収穫と冬の刈り取り

アスパラガス栽培

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アスパラガスの芽が出ると、細いものまで採ってよいのか迷うことがあります。植えて間もない株は根を育て、収穫できる株も細い芽が増えたら採るのをやめて、葉を残します。植える場所選びから収穫の始め方と終え方、冬の枯れ茎の片づけまで紹介します。

わが家では、購入した根株を育て、株の育ち方を見ながら収穫してきました。採り始める年と芽の太さ、前の年の茎葉の育ちを見て、採る量を決めます。芽が次々と出る春は、株ごとに太さを比べながら収穫を進めると、採り終える時期も分かりやすくなります。

基本・品種|アスパラガスの育つ時期と選び方

アスパラガスは数年は場所を移さず、同じ場所で育てます。日当たりがよく、水がたまりにくい場所を選びます。通路の邪魔にならず、夏に大きく茂っても管理できる場所にしておくと、後から困りにくくなります。

若い株を育てる期間を取る

アスパラガスは若い株のうちに茎葉を伸ばし、根株を大きく育てます。種から育てる場合と大きな根株を購入する場合では、収穫できるまでの期間が違います。苗や根株の説明を見て、採り始める年と収穫期間を決めましょう。

準備|土と畝を整える

長く育てる畝の排水と土を整える

数年使う場所なので、雨の翌日にも水が残らないかを見ます。通路に水の出口を作り、根が広がる範囲の土をほぐします。夏に茎葉が茂っても隣の野菜や通路をふさがない位置を選びましょう。

石灰が必要な場合は、酸度を測って製品の表示量を混ぜます。1週間ほどあけて完熟堆肥と元肥を混ぜます。肥料は畝の面積で量り、根株へ固まりが直接触れないよう、土全体へ均一に混ぜておきます。

種まき・植え付け|根づくまでの作業

根株を広げて植え、土を密着させる

植え付けでは、根株を無理に折らないように広げ、土をかぶせます。深さが浅すぎると乾きやすく、根が安定しにくくなります。長く育てる野菜なので、最初の土づくりを丁寧にしておくことが大切です。

管理|施肥と茎葉の支え・冬の手入れ

わが家では、3月に有機肥料を畝の周りにすき込み、収穫期には定期的に化成肥料を使っていました。アスパラガスは芽を出しながら株に力を使うため、春の立ち上がりと収穫後の回復を意識します。

肥料を入れるときは、株元を傷つけないように周りへ施します。芽が出る場所を掘り返すと傷みやすいため、畝の周辺に軽く混ぜるくらいにして、土を乾かしすぎないように管理します。

夏から秋は茎葉を支柱とひもで支える

収穫を終えた後は、伸びた茎葉を残して光合成させます。夏に茂る場所を確保し、支柱を立ててひもで囲い、通路へ倒れる茎を支えます。ひもはゆるく囲い、茎が折れない余裕を取りましょう。

ひもは伸びる高さに合わせて張り直します。支柱の傷みと固定を点検し、株元の位置を避けて交換します。病気で傷んだ茎は早めに取り、健全な緑の茎葉を残して育てます。倒れた茎を支え直した後は、折れた部分や葉の傷みがないかも見ます。

10月に茎葉が倒れてきても、緑の部分が多いうちは残して育てます。支柱の外へ倒れた茎をひもで支え、通路に広がらないようにします。強く縛ると茎を折るので、茎葉を押しつぶさない幅で囲います。秋に葉を残す時間が、翌春の芽を育てる準備になります。

黄色くなる時期は気温と株で違います。株全体が茶色く枯れたときに刈ります。一部だけに病斑が広がったり、緑のまま急に枯れたりした茎は、自然な冬枯れとは分けて調べます。健康な茎まで一度に切ってしまわないよう、傷んだ場所を見分けます。

刈る前には株の内側も見て、緑の茎葉が残っているか確かめます。刈った茎を株元へ積み残すと、茎に残った病気や虫を翌年へ持ち越しやすくなります。枯れ茎を畑から運び出し、周りの落ち葉や雑草も取り、芽が出る場所を見つけやすく整えます。

冬は枯れ茎と株元を片づける

全体が茶色く枯れたら、茎を片手でまとめ、株元の位置を見て切り取ります。切った茎は短く分けると、支柱やひもへ絡んだ部分も外しやすくなります。病斑のある茎は健全な茎と分けて集め、畑の外で片づけましょう。

刈り取った後は、切った茎や落ち葉を集めて畑から出します。春に芽が出る場所へ目印を残しておくと、冬の草取りで根株を傷めにくくなります。

枯れ茎を刈った畝は広く空いたように見えますが、土の中には根株が残っています。根株を守りながら、表面の雑草を小さいうちに取ります。刈った株の位置へ目印を残し、通路との境を分かるようにします。

雨がたまる場所は、根株の真上を掘るより、畝の外側の水の出口を直します。株元の表面は軽くならし、春に芽が出る場所を空けておきます。支柱を抜く場合も、根株から離れる向きへ、まっすぐ抜いて片づけます。

おすすめ用品:元肥・追肥用の肥料・支柱と誘引用品

春の施肥や収穫後の養分補給に使う肥料を選ぶなら、350g入りの専用肥料が候補になります。株数と製品の表示量から必要量を量り、株元の芽や根を傷つけない場所へ施します。肥料は春の芽出しや収穫後など、株が養分を使う時期に合わせて用意します。

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茎葉を支える支柱・固定用品です。必要な高さと本数、使う支柱に合う寸法を確認します。

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収穫・保存|採り時と保存の仕方

株の年数と芽の太さで採り始める

購入した2〜3年物の根株は、植えて2年目から収穫できました。種から育てた若い株は茎葉を伸ばして根株を大きくする期間を取ります。収穫を始めた株は、最初に出た芽と、その後の芽の太さを比べます。

日誌には芽が出始めた日、太さ、採るのをやめた日を書きます。定規を添えた写真があると、同じ株の芽が前年より細くなっていないか比べられます。株の年数と育ちを合わせて、翌年に採る量を決めましょう。

細い芽が増えたら、その年の収穫を終える

太さが十分な芽を短期間採り、細い芽が増えたら収穫を終えます。残した芽を茎葉に育てると、葉の光合成で根株に養分を蓄えられます。採り続けると翌年の芽が細くなりやすいので、採る量と、育てる葉の量を調整しましょう。

採った芽は乾かさないよう包んで冷蔵し、穂先をつぶさず立てて置きます。採れたては柔らかく、早めに料理に使うと食感を楽しめます。食べる量を見て採り、使う順に束を分けておくと、先に採った分から料理へ回せます。

よくある失敗|症状に合う作業を選ぶ

芽が細い、茎が倒れるときの手入れ

芽が細くなったときは、その年の収穫を切り上げて葉を残します。若い株は採る量を少なくし、前年の夏から秋に茎葉を十分育てたかも振り返ります。収穫を休んで伸ばした茎は支柱とひもで支え、光が当たるように広げましょう。

雨の後に株元が湿り続ける場所は、根株の外側に水の出口を作ります。緑の茎が急に枯れる、病斑が増える場合は傷んだ茎を早めに取り、健全な株から離して片づけます。自然に秋冬の色へ変わった茎とは、色が変わる範囲や速さを比べます。

まとめ|細い芽が増える悩みは、採る期間を終えて葉を育てる

細い芽ばかりになるときは収穫を切り上げ、夏の管理で緑の茎葉を残して光合成させます。採らずに育てる期間が翌春の芽を太らせる準備になります。倒れる茎は支柱とひもで支え、全体が茶色く枯れてから刈ると、葉を残す時期と片づける時期にも迷いにくくなります。数年同じ場所で育てるので、最初に日当たりと排水を整えることも大切です。

よくある質問

夏に付く赤い実は食べられますか?

赤い実は食べられません。食用にするのは若い茎です。赤い実は口に入れず、子どもの手の届く場所に落ちたものも拾って片づけます。食べるための若い芽と、夏に付く実を分けて扱いましょう。

採った芽の根元だけ硬いときは、どう使いますか?

根元の硬い部分を切り、必要に応じて下の方の皮を薄くむいて使います。柔らかい穂先はそのまま使い、硬い根元だけを下ごしらえします。次の収穫では長く伸びすぎる前に採り、保存中に乾燥させないようにします。

収穫したアスパラは横に寝かせて保存してもよいですか?

持ち帰る間など短時間は、横に寝かせても大丈夫です。冷蔵保存では立てておくと曲がりを抑えやすくなります。乾燥を防いで包み、穂先をつぶさない容器に入れます。採れたてほど食感がよいので、保存期間を延ばすことより早めに使う量を採ります。

参考にした資料

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