こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
年が明けて2カ月、ようやく畑作業ができる時期になってきました。
年明け最初に育てるのはジャガイモです。
ジャガイモは春と秋に育てることができる野菜ですが、春の栽培がオススメです。
秋植えだと冬の寒さが早く来てしまった場合、イモが大きく成長する前に地上部が枯れてしまうことがあります。
春植ならこれから暖かくなっていくため、しっかりとイモを育てることができます。
ジャガイモはスーパーに売っている「男爵」、「メークイン」だけではなく様々な種類があります。
せっかくなので、普段見ないような品種を育ててみるのも、家庭菜園の楽しみ方の一つだと思います。
品種は様々ありますが、育て方に違いがあるわけではないので、それぞれの特徴を知って、自分好みのジャガイモを育てていきましょう。
ジャガイモの品種について
男爵芋 | ホクホク系 | 収量多い、貯蔵性高い、丸くゴツゴツした形状、煮崩れしやすい |
きたあかり | ホクホク系 | 男爵芋に似ている、栗のような甘み、煮崩れしやすい |
インカのめざめ | ホクホク系 | 収量は少なめ、貯蔵性低い、形状は卵型、小ぶり、煮崩れしにくい |
インカのひとみ | ホクホク系 | 収量は少なめ、貯蔵性低い、形状は卵型、小ぶり、煮崩れしにくい |
とうや | ややしっとり系 | 大玉になりやすい、形状は卵型、煮崩れしにくい |
デジマ | ややしっとり系 | 大玉になりやすい、形状は卵型、やや煮崩れしやすい |
メークイン | しっとり系 | 収量多い、貯蔵性高い、楕円形で滑らかな表面、煮崩れしにくい |
アンデスレッド | ホクホク系 | 男爵芋に似た形状、表面は赤色、貯蔵性低い、アントシアニン・βカロテンを含む、煮崩れしやすい |
ノーザンルビー | しっとり系 | メークインに似た形状、表面も中もピンク色、煮崩れしにくい |
シャドークイーン | しっとり系 | メークインに似た形状、表面も中も紫色、アントシアニンを含む、煮崩れしにくい |
上記で説明した品種は、だいたいのホームセンター、種苗店で取り扱いがあるものだと思います。
この他にも、地域それぞれに珍しい品種もあると思います。
上記を参考にしてもらうも良いですし、種苗店で珍しいものを見つけ育ててみるのも良いですね。
ちなみに私は、メークイン、男爵芋、とうや、シャドークイーンを育てています。
色々育ててみましたが、調理するときに大きいほうが皮むきの手間が少なく、たくさんできても貯蔵性の高いものなら安心して保存できるからです。
シャドークイーンは大きく、やや紫色の黒い見た目なので、子供は「サツマイモ?」と不思議がっていました。

種イモ準備
- 無病の種イモを選ぶ
- 芽出し作業
みなさん、どの品種を育てるか決まりましたか?
私は大きさ基準ですが、美を意識して「アンデスレッド」や「シャドークイーン」のように抗酸化作用のある品種を選ぶもよし。
比較的小ぶりにできる、「インカのめざめ」や「インカのひとみ」はそのまま油で揚げたり、切らずにコロコロした煮物にしても美味しくて面白いです。
無病の種イモを選ぶ
ジャガイモはスーパーで売っている物や、昨年収穫したジャガイモを種イモとして栽培することができますが、ウイルスを持っている可能性があります。
そういった種芋を使うことで病気を伝染させてしまうことがあるので、失敗しないためにはホームセンターや種苗店で種芋用に品質が保証されている物を購入しましょう。
芽出し作業
種芋を購入してきたら、そのまま植えても育てることができますが、ひと手間加えましょう。
それが、「芽出し」です。
芽出しとは、種芋を太陽の光に当てることで、植え付ける前に生長点を出すことです。
芽を出しておくことで、植え付ける際にどの向きで植えればいいかわかります。
また、大きい種イモは切り分けて使用することができるので、芽が出ていると切り分けやすくなります。
芽出しの期間は2週間ほどです。
春植えの場合は、夜は冷え込むので、日中外に出し夜は室内にしまうように気を付けてください。
放置してしまうと、寒さで種イモを痛めてしまうことになります。
秋植えの場合は、暑さで種イモを痛めるため、軒下等直接太陽の光が当たらないところを選ぶと良いでしょう。
出たばかりの芽は取れやすいので、引っ掛けてしまわないように注意して取り扱ってください。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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