こんにちは、20年以上家庭菜園で無農薬栽培に挑戦している「サク」といいます。
今日は3月下旬ごろにやっておくといい小ネギの種蒔きについて説明します。
なぜ、小ネギ・ニラの種を蒔くのか
- 害虫防除
- 連作障害の防止
- スペースの有効活用
害虫防除
私のブログでは絶対条件になっています。
無農薬で野菜を育てるためには大切なことなので、色んな組み合わせをお知らせしていきたいと思っています。
今回の害虫除けはネギ・ニラの匂いによる効果です。
この独特の匂いがナスにつく害虫(アブラムシ等)を近寄らせないのです。
連作障害の防止
ネギやニラの根っこに共生する細菌がナスの連作障害を引き起こす病原菌から守ってくれる効果があります。
ナスはナス科という種類に分類され、この中には「トマト」、「ピーマン」、「ジャガイモ」等も含まれます。
ナス科の野菜は3~4年間、同じ場所で栽培すると、連作障害を起こしやすくなります。
家庭菜園のようにスペースに限りがあるところで4年も夏野菜の主力を育てられないのは大変なことです。
そこで、病原菌に対する拮抗菌を有する野菜の組み合わせもしっかり考えていきたいと思います。
スペースの有効活用
ナスが成長してくると、仕立て方は色々ありますが、上方向へしっかりと誘引していくため地面付近は空間が空いています。
ネギやニラはその空間で十分成長できるため、オススメです。
また、ネギ・ニラは光合成による成長ではなく、根から吸収する栄養で育ちます。
なので、生い茂るナスの葉っぱの下でも十分成長し、成長スピードも速いので根を残し、地際を切って収穫すれば、シーズン中4~5回は収穫できます。
以上が、ナスの植え付け前に小ネギ&ニラの種まきをする理由になります。
ここで私の畑の紹介です。
今回も1メートル四方で十分に収穫が見込めるようになっています。

緑丸印がナスを植え付ける予定の場所です。
株間は60cm程度とっています。
赤線は小ネギの種をすじ蒔きします。
青丸印はニラの種をばら蒔きます。
ニラは移植が可能なので成長してきたら、ナスの近くに移してあげると良いです。
さらに何年か収穫できるので、シーズンが終わったら畑の片隅に移植し、来シーズンは、ナスと一緒に植え付けてあげると良いでしょう。

上の写真は、うちの越冬したニラたちです。
3月に入ったあたりから成長を開始しました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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