アスパラガスの育て方ー植え付け後の管理(収穫)

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10月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

アスパラガスは芽が出てしまえば、管理するより先に収穫が来てしまいます。

今回は珍しいですが、収穫の話から始め、収穫が終わった後の管理について話していきたいと思います。

収穫するにも気を付けるところがあったり、翌年の生育を良くするためにも必要な作業があります。

 

アスパラガスの収穫

  • 試し収穫
  • 収穫
  • 追肥・土寄せ

 

試し収穫

アスパラガスは植え付けて1か月ほどで芽を出します。

1年目の根株や、数年たった根株でも根が弱っていると、太い茎は出てきません。

直径1cmくらいの太い若茎が伸びてきたら、根元から切り取って収穫しましょう。

若茎が細い場合は、収穫せずに育てて株の充実をはかります。

若茎をとりすぎると、光合成をする擬葉が伸びずに根株も消耗するため、翌年の収穫に影響します。

 

収穫

2年目からは、4月上旬から5月下旬まで収穫することができます。

収穫方法は、ハサミで根元から切り取る。

ハサミで切り取らなくても、人差し指で支点を作り、親指で茎を押すと、ポキッと折ることもできます。

私は手で収穫することが多く、折ろうとしてもしなってしまうところは、調理しても筋があって食べづらいことが多く感じます。

 

追肥・土寄せ

追肥のタイミングは、植え付け1か月後からになります。

追肥量は1㎡あたり30gの化成肥料、または鶏糞を散布します。

肥料を撒いたら、株元に向かって中耕しながら、土を集めるようにします。

 

収穫後の作業

  • 支柱立て
  • 茎葉の刈り取り
  • お礼肥

ある程度収穫したら、翌年の収量を良くするための作業をしていきましょう。

 

支柱立て

草丈が伸びてきたら支柱を立てていきます。

アスパラガスはとても折れやすいです。

せっかく伸びた擬葉でしっかり光合成するためにも必要な作業です。

株のまわりに支柱を立てて、麻ひもなどで囲みます。

アスパラガスの草丈は150cmほどになるものもあるので、支柱は2mのものを用意して、土中にしっかりさします。

アスパラガスの四方に支柱を立てたら、高さ30~40cm間隔でひもで囲うと良いでしょう。

 

茎葉の刈り取り

茎葉が黄色く枯れてきたら、地際で刈り取ります。

アスパラガスで要注意な害虫「ジュウシホソクビナガハムシ」というものがいます。

成虫、幼虫ともに、アスパラガスの茎を食害する害虫です。

茎や葉の隙間に潜んでいることがあるので、刈り取った茎葉は家庭菜園の外に持ち出して処分するようにしましょう。

 

お礼肥

茎葉を刈り取った後には、お礼肥と言って、堆肥をまきます。

株まわりに牛糞堆肥を1㎡あたり5~6L(2~2.4kg)程度です。

この堆肥を与えることで、翌年以降の生育が良くなります。

 

収穫したてのアスパラガスは、茎から水分がしたたるほど瑞々しいです。

食べても筋っぽさはなく、味もしっかりしている印象です。

ぜひこの美味しさを毎年、享受できるようにしていきましょう。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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