ハクサイの育て方ー苗選び

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9月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

みなさん、ハクサイの栽培時期はご存じですか?

雪の中に紐で縛られているハクサイをテレビ等で見たことがある人は、冬の野菜だと思うかもしれません。

しかし、ハクサイは秋の涼しい気温が、生育適温なので、植え付けは夏の終わりから初秋に行います。

そして、冬の始まりごろに収穫期を迎えるように育てます。

雪の中に埋まっていたり、紐で縛られているハクサイは、畑での保存方法によるものです。

家庭菜園であえてやる必要はないと思います。

ということで、まずはハクサイの苗について知っていきましょう。

ハクサイについて

  • 科目:アブラナ科(連作障害あり:2~3年)
  • 土壌酸度:6.0~6.5
  • 原産地:地中海沿岸
  • 発芽温度:20~25℃
  • 育成温度:15~20℃
  • 植え付け適期:9月中

ハクサイはアブラナ科の野菜なので、キャベツやダイコン・カブ・ブロッコリー等を育てた後の畑では連作障害がでやすくなります。

連作障害が出やすいのは2~3年なので、家庭菜園内で場所をローテーションできるといいですね。

ローテーションが難しいときは、天地返しをするか、アブラナ科の野菜の後に2~3種類の栽培期間の短い別の科の野菜を育てて、土の状態を変えると良いでしょう。

原産地や育成温度を見てもらえるとわかるように、ハクサイは涼しい環境を好みます。

結球温度も15℃程度と低くいので、暖かくなっていく「春植え」より、夏の終わりから冬にかけて栽培する「秋夏秋植え」がオススメです。

ハクサイの早晩性について

ハクサイは品種によって栽培期間が大きく変化します。

これを「早晩性そうばんせい」といいます。

失敗しにくいのは、「極早生」、「早生」と言われるものです。

栽培期間が短いと病害虫の被害にあるリスクが低くなるので、オススメします。

早晩性の区分と栽培期間の目安

極早生・・・50~ 60日

早生・・・・65~ 70日

中早生・・・75~ 80日

中生・・・・80~ 85日

晩生・・・・95~100日

早生種は年内収穫する品種で、栽培期間が短く初心者向けです。

それでも大きさも2kg程度になるので、十分食べごたえあります。

中生種は年内収穫も越冬もできる品種で、植え付けのタイミングでどちらも選べて家庭菜園向けです。

年内収穫なら9月上旬、冬越しを考えるなら9月下旬と植えるタイミングをずらして栽培するのも良いですね。

晩生種は冬越しさせるハクサイです。じっくり大きく育てて収穫します。

栽培期間がながいので、病気や害虫被害を受ける可能性が高くなるので、家庭菜園になれた方向けです。

ハクサイ苗の見方

  1. 本葉が4~5枚で、緑色が濃いもの。
  2. 葉の裏まで見て虫がいない、枯れていない。
  3. ポットを下から見て、白い根が見える。
  4. ポッドを触った感触で、根が回っているのが感じられる。

アブラナ科の野菜は害虫が付きやすいので、しっかり確認しましょう。

ポットの下を覗き込むと丸い穴が開いています、そこから根が見えていれば十分です。

根が見えなくてもポットを持った感触がしまっていたら、しっかりと根が育っている良い苗です。

※ここで注意してほしいですが、根の状態を見るためにポットをもみ込むことはやめてください。苗

 が弱ってしまいます。

ハクサイの育苗について

ハクサイを種から育てることもできます。

しかし、タネを蒔くと育苗に20日以上かかります。

家庭菜園では1~4個程度育てるくらいだと思います。

育苗の手間や育苗期間を考えると、苗を購入する方がコスパのいい考えかと・・・

以上、苗選びについて参考になったら嬉しいです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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