こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
かぼちゃの地這い栽培も、立体栽培も支柱を立てる以外の管理は同じです。
それぞれに参考にしていただけたらと思います。
かぼちゃは植え付けてすぐは、ウリハムシによく食べられます。
根が活着し、成長が旺盛になってくると、うどんこ病というものになりやすいです。
うどんこ病は、その名前の通りうどんの粉を撒いたかのように葉の表面等が白く粉っぽくなることを言います。
それぞれに、しっかり対策をしながら管理していきましょう。
かぼちゃの成長過程ですること
- 敷きワラ
- 支柱立て
- 追肥
- 誘引
- 摘心、整枝
植え付け時にあんどんをしていたら、成長が早くなってきたら根が活着したので、あんどんを外しましょう。
敷きワラ
土から病気(菌)が感染するための対策です。
株まわりに敷き、留め具で押さえ、風に飛ばされないようにしましょう。
または、刈り取った芝でも代用はできます。
私は刈り取った芝を株まわりに、少し厚めに置いています。
泥はねもせず、雑草も抑えることができているようです。
支柱立て
立体栽培では支柱を立てます。
支柱の種類では、人の背丈ほどの高さのある、アーチ状の支柱が売られています。
これを2本立て、間にネットをかけるだけです。
強度を保つためにも、支柱の間に1本または2本の支柱を横に渡し、固定しましょう。
アーチ形の支柱がないという場合は、直線的な支柱を井形に組んでいきましょう。
縦方向の支柱は2~2.5mのものを、横方向に使う支柱は1m程度のを用意します。
立てる支柱は80cm間隔で正方形に、株を囲うように立てます。
横に渡す支柱は上部だけでも良いですが、中間にもあると強度が増します。
あとは1周ネットをかけ、紐で固定すれば完成です。
追肥
かぼちゃの追肥は植え付けてから2週間後に、2週に1回ずつ化成肥料を一握り(約30g)行います。
追肥方法は、敷きワラの上にばらまくようにして、土寄せは行いません。
化成肥料は、雨などの水分に溶け出し、土にしみこんでいきます。
ここで、葉の状態を確認してください。
元肥は少なくしていますが、前回の野菜の肥料分が残っていたりすると「ツルボケ」という症状が出ます。
ツルボケの症状は、葉が異常に大きくなったりよく茂ります。
葉の厚みもなくなり、色が薄くなります。
このような状態なら、追肥の量を減らしたり、少しやめて様子を見ましょう。
誘引
自然に育てていると、なかなか上に向かって成長していきません。
そこで、成長にあわせて先端をネットに絡ませるようにし、紐で吊り上げていくようにします。
紐での止め方は、茎と支柱を直接止めるのではなく、茎に紐をまわし、何回かよってから支柱に結ぶようにしてください。
直接結ぶと茎を折っていまったり、傷つける原因となります。
かぼちゃの茎はとても折れやすいので、慎重に作業しましょう。
摘心・整枝
育てているかぼちゃの品種によって、摘心・整枝方法は変わるので、自分が育てている品種について、少し調べてみてください。
親づるをのばす品種なら、親づるは摘心せず、出てきた子づずに着果させていきます。
子づるをのばす品種は、親づるの本葉が6~7枚になったら摘心します。
子づるは何本か出るので、30cmくらい成長させ、元気のいいものを3~4本残して、他は付け根から切り取りましょう。
摘心をして、ある程度成長してきたらした葉を整理していきましょう。
「うどんこ病」は葉が茂っていて、気温と湿度が保たれたところに出てきます。
うどんこ病になると爆発的な広がりをみせるので、まずは出さないことを心掛けます。
下葉の減らし方は、地面が見える程度に葉が被っているところから切り取っていってみましょう。
風通しが良いところなら、うどんこ病も出にくくなります。
それでも出てしまったら、葉を切り取り、畑外に捨て、酢を薄めたスプレーや有機溶剤を使い殺菌してください。
どうでしょうか、立体栽培なので多少の手間はかかりますが、畑をやっている実感がでてきませんか?
かぼちゃ収穫まであと少しです。
病害虫に負けずに育てていきましょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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