ハクサイの植え付け後の管理|害虫対策と追肥・収穫タイミングの見分け方

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10月の作業
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ハクサイは植え付けたあと、外葉を大きく育て、やがて中心が巻いて結球していきます。この過程でいちばんやっかいなのが害虫、とくにアオムシです。ここで気を抜くと、葉があっという間に食い荒らされてしまいます。

このページでは、20年以上家庭菜園を続けてきた経験をもとに、ハクサイの植え付け後の追肥・土寄せ、そして最大のポイントである害虫対策、さらに収穫のタイミングの見分け方まで説明します。まずは外葉をしっかり大きく育てることを目標に、収穫までの管理を見ていきましょう。

ハクサイ栽培は「防虫ネットを外さない」が基本

ハクサイの管理でいちばん大事なのは、植え付けのときから防虫ネットをかけ、収穫までずっと外さないことです。

私の畑でも、ハクサイで一番厄介なのはアオムシです。アオムシは食欲旺盛で、見逃すと葉がボロボロになります。そこで植え付け時から防虫ネットをかけ、虫よけと鳥よけを兼ねて収穫までずっと使い続けています。「あとでかければいい」ではなく「最初からかけて外さない」が、ハクサイ栽培の安心につながります。この前提のうえで、追肥や土寄せの作業を見ていきましょう。

成長過程ですること

結球までにやる作業は、大きく次の3つです。

  • 追肥
  • 土寄せ
  • 害虫対策

ハクサイは短期間で大きく育つので、肥料を切らさず、虫から守ることが大切です。ひとつずつ見ていきます。

追肥:2週間おきに切らさず与える

ハクサイの追肥は2週間おきに行います。1回目は植え付けの2週間後です。防虫ネットをめくり、まだ株が小さいので、1株あたり有機肥料(鶏ふん)または化成肥料を3〜5gほど株もとに撒きます。作業後はしっかり防虫ネットをかけなおします。

2回目以降も2週間ごとに、有機肥料または化成肥料を1㎡あたり30gを目安に、畝の両わきに撒きます。ハクサイは短期集中で大きくなるので、肥料を切らすと結球が甘くなります。追肥のたびにネットをめくることになりますが、その都度ていねいにかけなおすのを忘れないようにします。

土寄せ:追肥とセットで行う

土寄せは2回目の追肥のときから始めます。撒いた肥料をすき込むように、株元へ向かって土を寄せます。このとき、広がっている葉の上に土が乗らないように注意してください。葉に土がかぶると傷みの原因になります。

土寄せをすると土がフカフカになり、通気性と水はけがよくなります。追肥とセットで行うと効率的です。

最大のポイント:害虫対策は防虫ネット一択

ハクサイ栽培で一番のポイントが害虫対策です。秋植えでは植え付け時から収穫直前まで虫がつきます。対策は防虫ネット一択です。

ネットをかけるときは、いくつか注意点があります。

  • かける前に、葉の裏に虫がすでに隠れていないか確認する
  • Uピンでネットを留めるときは、ネットを刺して穴を空けないようにする
  • すそに土をかけるときは、すき間ができないようにていねいに被せる
  • 追肥や除草でネットをめくったら、その都度すき間なくかけなおす

どんなによいネットでも、すき間があれば虫は入ってきます。アオムシの成虫であるモンシロチョウに卵を産み付けられないよう、すき間をなくすことが何より大切です。また、秋は台風やゲリラ豪雨にも備え、ネットの上から支柱を数本渡して補強しておくと、強い雨風からもハクサイを守れます。

おすすめ用品:防虫ネット

ハクサイはアオムシの食害を受けやすいため、植え付け時から収穫までネットをかけ続けるのが安心です。すそまでしっかり覆える幅のものを選ぶと、すき間からの侵入を防ぎやすくなります。

防虫ネットを見てみる

収穫の見分け方:頭を触って詰まっていたら

結球は、時期が来れば自然に始まります。無理に葉を縛ったりしなくても、外葉が十分に育てば中心が巻いてきます。

収穫のタイミングは、ハクサイの頭(てっぺん)を手で触ってみて、詰まってかたく締まっていれば収穫適期です。まだフワフワとやわらかいうちは、もう少し待ちます。極早生や早生品種なら収穫まで2か月ほど、晩生種なら4か月近くかかります。短期型は追肥を効かせて一気に育て、長期型は病害虫から守りながらじっくり大きく育てましょう。

よくある質問

防虫ネットはいつからいつまでかけますか?

植え付けのときから収穫まで、ずっとかけ続けます。私はアオムシ対策と鳥よけを兼ねて、最初から最後まで外しません。追肥や除草でめくることはありますが、その都度すき間なくかけなおします。「収穫まで外さない」が、ハクサイを虫から守る基本です。

結球させるために葉を縛ったほうがいいですか?

基本的には必要ありません。結球は時期が来れば自然に始まります。大事なのは、それまでに外葉をしっかり大きく育てておくことです。外葉が十分に育っていれば、中心が自然と巻いてきます。追肥を切らさず、害虫から守ることのほうが結球には効いてきます。

収穫のタイミングはどう判断しますか?

ハクサイの頭を手で触ってみてください。詰まってかたく締まっていれば収穫適期です。まだフワフワとやわらかいうちは、もう少し待ちます。早生品種は2か月ほど、晩生品種は4か月近くが目安ですが、最後は手で触った締まり具合で判断するのが確実です。

結球前後の変化:葉が立ってきたら結球のサイン

ハクサイの結球が近づくと、外側の葉が立ち上がってきます。これが結球開始のサインです。このタイミングで追肥を打ち切り、あとは自然に巻くのを待ちます。結球が始まってからも肥料を与え続けると、外葉ばかり大きくなって球が締まりにくくなることがあります。

防虫ネットを外すのは収穫の直前です。「もう大丈夫だろう」と早めに外すと、結球した葉の間にアオムシが入り込んでいることがあります。収穫の当日まで外さない、というくらいの気持ちで管理するのがおすすめです。

まとめ

ハクサイの植え付け後の管理は、「防虫ネットを最初からかけて収穫まで外さない」ことに尽きます。一番やっかいなアオムシも、すき間なくネットをかけておけば防げます。追肥と土寄せを2週間おきに切らさず行えば、外葉が大きく育ち、時期が来れば自然に結球します。

収穫は頭を触って、詰まってかたく締まっていれば適期です。虫から守りながら追肥を効かせれば、ずっしり重いハクサイを収穫できます。手をかけたぶん、鍋がおいしい季節の頼もしい一株になってくれます。

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