こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
2月ごろまで変化のなかったキャベツも、春になってグングン成長してきたのではないでしょうか?
結球してどこまで大きくできるか分かりづらいですよね。
そんなキャベツの収穫タイミングと注意することについて教えます。
キャベツの収穫
- 収穫の目安
- 生育トラブル
- 注意する病気
- 収穫方法
収穫の目安
秋冬キャベツの栽培期間は約5カ月程度ですが、期間だけでは収穫のタイミングはわかりづらいです。
色が変わることもなければ、大きさでの判断も難しいです。
そこで実際に触って確認してみましょう。
確認するのは固さです。
収穫適期にないものは柔らかく、収穫適期のものはしっかり詰まっている感覚があり、固くなります。
キャベツは大きさでの判断はできません。
小さくても葉が詰まっていて固くなっているものは、それ以上成長しないので収穫しましょう。
生育トラブル
1・とう立ち
とう立ちとは、結球せずに花を咲かせてしまうことです。
原因は冬越しするときの苗が、ある程度成長していたことが考えられます。
成長した苗が1か月ほど低温にあたると、花を咲かせるスイッチが入ってしまうため、冬越しをするときは小さな苗を選ぶこと、とう立ちしにくい秋冬用の品種を選ぶようにしましょう。
2.変色
キャベツの葉が赤色や赤紫色になることがあります。
これは寒さに当たったことが原因となります。
変色はだいたい外側の葉だけなので内側は通常の緑色をしています。
変色した葉も食べることはできます。
また、寒さに当たった野菜は甘くなります。
3.裂球
キャベツは内側から成長していく野菜です。
収穫適期の固くしまったところからも成長は続いているため、取り遅れると内側からの成長の圧力に耐えられず、葉が割れてしまいます。
葉が割れると風味も落ちますし、そこから菌が入り腐らせてしまいます。
注意する病気
キャベツで気を付ける病気に、「菌核病」と「軟腐病」とういものがあります。
どちらも雨などによる泥はねにより、細菌やカビが侵入・付着することによって起こる病気です。
対策としては水はけが悪い畑なら、高畝にしてマルチを敷くことです。
乾燥している寒い時期より、収穫期の湿度が上がってきて、雨が続くようになってきたら注意が必要です。
雨や泥が溜まっているところから感染するため、ぱっと見の外見では見つけることが難しいため、収穫期になったら長雨が始まる前に収穫を考えても良いでしょう。
収穫方法
キャベツの収穫は、広がっている外葉をひろげ、結球しているところを傾けると株元が見えるので、そこに包丁を刺し込んで収穫します。
収穫後に残った外葉や根はそのままにせず、廃棄するようにしましょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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