ハクサイの育て方ー収穫

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11月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

成長の早い品種を育てていると10月ごろから結球が始まってくると思います。

結球すると、どこまで大きくなるかわかりずらいです。

できるだけ大きくなったところで収穫したいと考えている方に収穫の目安や畑での保存方法について教えます。

ハクサイの収穫

  • 収穫の目安
  • 生育トラブル・注意する病気
  • 収穫方法
  • 保存方法

収穫の目安

ハクサイの栽培期間は約2~4カ月程度で、品種によって期間が大きく変化します。

なので栽培期間の目安だけでは収穫のタイミングはわかりづらいです。

色が変わることもなければ、見た目の大きさでの判断も難しいです。

そこで実際に触って確認してみましょう。

確認するのは固さです。

収穫適期にないものは柔らかく、収穫適期のものはしっかり詰まっている感覚があり、固くなります。

ハクサイは大きさでの判断はできません。

小さくても葉が詰まっていて固くなっているものは、それ以上成長しないので収穫しましょう。

生育トラブル・注意する病気

  • 結球しない
  • 軟腐病
  • 根こぶ病
  • 白斑病

結球しない

結球しないのは、植え付けが遅かったか、肥料が少なかったのが原因です。

結球には、成長期に一定の葉数が育っている必要があります。

そのためには、適切な植え付け時期、元肥と成長に応じた追肥をすることが大切です。

寒さがくる前に、外葉が大きく広がり、しっかり育っていれば、放っておいても結球します。

外葉の目安は15枚程度です。

成長が遅れているようで、寒くなってきてしまったら、ビニールトンネルをしましょう。

保温することで、遅れた成長を取り戻すことができます。

軟腐病

雨などによる泥はねにより、細菌やカビが侵入・付着することによって起こる病気です。

対策としては水はけが悪い畑なら、高畝にしてマルチを敷くことです。

雨が続くようになってきたら注意が必要です。

雨や泥が溜まっているところから感染するため、ぱっと見の外見では見つけることが難しいため、収穫期に雨が続くようなら早めの収穫を考えても良いでしょう。

根こぶ病

病原菌はカビの一種で、土中を移動して根から侵入します。

侵入されると根にこぶができ、こぶの中で胞子が作られます。

多湿かつ酸性の土壌で発生するため、高畝にして水はけを良くすること、土のpHを適正な範囲にする必要があります。

アブラナ科野菜を連作すると発生しやすくなるので、アブラナ科以外の野菜を育て、期間をあけるようにしましょう。

白斑病

葉の表面に灰褐色でぼやけた小斑点が発生します。

やがて病斑が2cm程度の大きさになると、灰白色に変色して破れやすくなります。

症状が重いと葉はしおれ、枯れてしまいます。

白斑病の原因もカビの一種です。

水はけと風通しに気を付け、日当たりのいい場所で育てるようにしましょう。

また、肥料不足が被害を拡大させてしまうので、適宜追肥を行うようにしましょう。

収穫方法

ハクサイの収穫は、広がっている外葉をひろげ、結球している上部を抑え傾ける、株元が見えるので、そこに包丁を刺し込んで収穫します。

病原菌を繁殖させないために、収穫後に残った外葉や根はそのままにせず、廃棄するようにしましょう。

保存方法

中生種から晩生種のものは、畑で保存することもできます。

すぐに収穫しない、畑で越冬したい場合は、外葉で結球部分を包むようにして、ひもで縛るという方法です。

外葉部分は枯れてしまいますが、内部の葉はみずみずしいままで、年明けくらいまではおいしく食べられます。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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