こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
たまねぎは植え付けてしまえば、ほとんど手間のかからない野菜です。
冬なので雑草はほとんど生えない、水やりも基本的に無く、芽かきなどの作業もありません。
手間はかかりませんが、苗の選定と植え付け時に注意しなければなりません。
要点を押さえて大きなたまねぎを育てましょう。
たまねぎについて
- 科目:ヒガンバナ科(連作障害:1年)
- 土壌酸度:6.5~7.0
- 原産地:中央アジア
- 発芽適温:15~20℃前後
- 生育適温:15~20℃
- 植付適期:11月中旬~12月上旬
- 収穫まで:4~7か月
たまねぎはほとんど連作障害がありませんが、同じ場所で育てる時は、1年あけると良いでしょう。
収穫までの期間も早生種と晩生種で3か月程度の差が出ます。
広く畑が使えるなら品種を選んで、収穫時期をずらすと、取れたてのたまねぎを長い期間楽しむことができます。
私の畑は次の夏野菜に移行することを考え、晩生種は除き、早生種と中生種の2種類を植え付けました。
畝づくり
- 区画:畝幅1m×長さ3m
- 畝高:5cm(水はけが悪い場合は10cm)
- 元肥:1㎡あたり牛ふん600g、鶏ふん150g、有機石灰50g、米ぬか30g
- 施肥方法:全面施肥
有機石灰は収穫までの期間が長いので、ゆっくり効かすために入れます。
種を蒔く前に土壌酸度を測って、必要があれば苦土石灰で調整しましょう。
しばらく野菜を育てていない場所や、夏野菜等で使用していた場所は、雨によって土壌のアルカリ分が流れ出てしまい、酸性になっています。
今回私は夏野菜を育てた後の場所でしたが、夏野菜を片付ける際に土壌酸度を測ると6.0を少し下回りました。
そこで、上記の畝を立てる前に苦土石灰を1㎡あたり150g程度を事前(1週間前)にすき込んでおきました。
植え付け
- 株間:15cm
- 植穴:2~3cm(重要!)
- 防虫ネット
株間
たまねぎはかなり密集して植え付けることができます。
前後左右どちらも15cmの間隔で植え付けることができるので、省スペースでもかなりの個数を栽培できます。
植穴
ここで、たまねぎ栽培の重要ポイントです。
たまねぎの苗には葉鞘部という根の上に白い部分があります。
この部分をだいたい半分埋まる程度に植え付けることを意識してください。
葉鞘部は深く植えすぎると、新しい葉が出にくくなり、浅すぎると苗がぐらつき、根をしっかりと張ることができません。
どちらも生育不良になるので気を付けてください。
防虫ネット
防虫ネットですが、これは霜よけです。
たまねぎにも多少の害虫は寄ってくるといわれますが、私は防虫ネットをしていなくて、被害にあったことはありません。
最後にたっぷりと水をあげれば、植え付け作業終了です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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