キャベツの育て方ー苗選び

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11月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

キャベツには年3回の植え付けのタイミングがあります。

春に植え付けて初夏に収穫する「初夏どり」、夏から初秋に植え付け、冬に収穫する「秋冬どり」と、冬に植え付け春に収穫する「春どり」の3パターンがあります。

私はこの3パターンの中では「春どり」をオススメします。

理由は簡単で、春から晩秋までは育てられる野菜が色々あるため、畑がさみしくなる冬から栽培できる数少ない野菜だからです。

そのほかの理由としては、初夏どりは害虫被害が多く発生するので難易度が高く、手間がかかるという点もあります。

秋冬どりは定食後の涼しい気候が、キャベツの成長に適していて育てやすく、失敗は少ないですが暖かい日が続いた時の害虫被害には注意が必要です。

今回は「春どり」について教えていきたいと思います。

キャベツについて

  • 科目:アブラナ科(連作障害あり:2~3年)
  • 土壌酸度:6.0~6.5
  • 原産地:地中海沿岸
  • 発芽温度:15~25℃
  • 育成温度:15~20℃
  • 植え付け適期:11月中旬~12月上旬

キャベツはアブラナ科の野菜なので、ダイコン・カブ・ブロッコリー等を育てた後の畑では連作障害がでやすくなります。

連作障害が出やすいのは2~3年なので、うまく家庭菜園内で場所を変えられるようにしていきましょう。

原産地や育成温度を見てもらえるとわかるように、キャベツは涼しい環境を好みます。

結球温度も15℃程度と低くいので、暖かくなっていく「初夏どり」より、秋から冬にかけて栽培する「秋冬どり」、越冬して涼しいうちに収穫する「春どり」がオススメです。

キャベツ苗の見方

  1. 本葉が4~5枚で、鮮やかな緑色をしている。
  2. 葉の裏まで見て虫がいない、枯れていない。
  3. ポットを下から見て、白い根が見える。
  4. ポッドを触った感触で、根が回っているのが感じられる。

アブラナ科の野菜は害虫が付きやすいので、しっかり確認しましょう。

ポットの下を覗き込むと丸い穴が開いています、そこから根が見えていれば十分です。

根が見えなくてもポットを持った感触がしまっていたら、しっかりと根が育っている良い苗です。

※ここで注意してほしいですが、根の状態を見るためにポットをもみ込むことはやめてください。苗

 が弱ってしまいます。

冬越しキャベツの注意点

春に収穫するキャベツは越冬する前に大きく育ち、冬の寒さに当たると、結球する前に花芽ができてしまいます。

結球する前に花芽ができると、春にはそのまま茎が伸びて、花が咲いてしまいます。

それを防ぐためにも苗の大きさがとても重要です。

大きく育っていて勢いがある苗だと、定植後すぐに大きくなってしまうことがあります。

そのためにも葉が4~5枚の苗を適期に植え付け、葉が10枚以内の大きさで冬越しさせるようにしましょう。

以上、苗選びについて参考になったら嬉しいです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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