イチゴの育て方ー植え付け

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10月の作業
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イチゴの植え付けは、クラウンの扱いとランナーの向きさえ間違えなければ難しくありません。ただし、この2点を失敗すると花が咲きにくくなったり収穫量が落ちたりするので、作業前に確認しておきましょう。

畝の準備と元肥

畝の目安は次のとおりです。

  • 畝幅:1m × 長さ3m
  • 株間:30cm、列間:30cm
  • 畝高:5cm

元肥(1㎡あたり):牛ふん3L・鶏ふん100g・有機石灰50g・米ぬか30g・魚かすまたは溶リン50g

イチゴの花付き・実付きをよくするために、リン酸が多い魚かすやバットグアノ・溶リンを元肥に加えると効果的です。なくても育てられますが、あると着果率が上がる実感があります。夏野菜にも使えるので、購入しておいて損はありません。

栽培期間が長いため、有機肥料でゆっくり効かせる土づくりが基本です。土壌酸度はイチゴの適正範囲がpH6.0〜6.5と少し酸性寄りです。植え付け前に測って、低いようなら有機石灰を追加します。苦土石灰や消石灰は効果が強いため、使う場合は植え付けの1〜2週間以上前に施肥してください。

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植え付けの手順

株間を確認する

苗をポットに入れたまま畝に仮置きして、株間30cm・列間30cmの位置を確認します。移植ゴテや靴のサイズを目安にすると計測の手間が省けます。

植穴に水を入れてから植える(灌水)

植穴を掘ったら水をたっぷり入れ、苗もポットごと水を張ったバケツに浸して水を吸わせます。こうすることで根の活着が早まり、その後の生育がよくなります。ポットより少し大きめに植穴をあけておくのがポイントです。

クラウンを土に埋めない

苗の根元にある緑色のギザギザした部分が「クラウン」です。花や葉が出てくる成長点で、ここが土に埋まると生育が大幅に遅れます。クラウンが地面から見える浅さで植えてください。

ランナーの跡を畝の内側に向ける

イチゴの花と実はランナー(匍匐枝)の反対側につく性質があります。苗についているランナーの跡(切り口)を畝の内側に向けると、花と実が畝の外側に向いて収穫や人工授粉がしやすくなります。この向きは必ず確認してください。

よくある質問

クラウンをどのくらい出せばいいですか?

クラウン全体が地面より上に出ていれば問題ありません。深さの目安は、クラウンの下の根がしっかり土に入っている状態です。クラウンが半分以上土に埋まると成長が遅くなるため、迷ったら浅めにしておきましょう。

植え付け後、すぐに肥料を追加したほうがいいですか?

植え付け直後の追肥は不要です。元肥を十分に入れてあれば、秋の間は根の活着を優先させます。追肥を始めるのは11月以降、葉の色が薄くなってきたタイミングが目安です。

四季なりイチゴと一季なりイチゴ、どちらがおすすめですか?

長く収穫を楽しみたいなら四季なり、春に集中して収穫して夏野菜に切り替えたいなら一季なりが向いています。章姫やとちおとめなどの一季なりは甘みが強く、収穫量も多い印象です。

まとめ

イチゴの植え付けで最も重要なのは「クラウンを埋めないこと」と「ランナーの向きを内側にすること」の2点です。この2つさえ守れば、あとは土づくりと元肥を丁寧にしておけば秋から春にかけてよく育ちます。

植え付け後は水を切らさないよう管理しながら、冬の寒さに当てることで花芽が形成されます。植え付けの丁寧さが春の収穫量に直結するので、時間をかけて一株ずつ確認しながら作業してください。

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