こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
ニンニクの品種は何にしましたか?
葉ニンニクや茎ニンニクもあって、選ぶのも楽しいですよね。
ニンニク栽培では冬越しをする前に、しっかりと根を張らせることが大切です。
植え付け適期を逃さないように、植え付けていきましょう。
ニンニクについて
- 科目:ヒガンバナ科(連作障害:1~2年)
- 土壌酸度:5.5~6.0
- 原産地:中央アジア
- 発芽適温:20℃前後
- 生育適温:15~20℃
- 植付適期:9月下旬~10月下旬
- 収穫まで:8か月
連作障害はあまり出ないニンニクですが、1年~2年は空けるほうが良いと言われています。
使用する面積が小さめなので、多少ずらせれば良いのではないでしょうか。
土壌酸度もけっこう酸性寄りになっていますが、栽培期間が長いので、元肥だけではなく、追肥時に有機石灰を足すことも考えておくと良いでしょう。
畝づくり
- 区画:畝幅1m×長さ3m
- 畝高:10cm
- 元肥:1㎡あたり牛ふん3L(1.2kg)、鶏ふん100g、有機石灰50g、米ぬか50g
- 施肥方法:全面施肥
有機石灰は収穫までの期間が長いので、ゆっくり効かすために入れます。
できれば植え付ける際に、土壌酸度を測って元肥で入れるか、追肥時に足していくかを判断しましょう。
アルカリ成分は、雨や散水時に水とともに、少しずつ畑外へ流れ出ていってしまいます。
ニンニクは栽培期間が長いので、たまに土壌酸度を測って調整するようにしましょう。
球の成長のために、溶リンを30g程度入れても良いでしょう。
米ぬかにもリン酸分は含まれていますが、米ぬかの入れすぎは、害虫を呼び寄せてしまうかもしれないので注意が必要です。
植え付け
- 種球準備
- 株間:15cm
- 皮むき
種球を購入したら、バラバラに分割します。
バラバラにすると傷や黒ずみを確認することができるので、異変があればこの時によけておきましょう。
分割したら、株間が15cmになるように仮置きしていきます。
一回一回測るのは大変なので、移植ゴテの長さを測って、基準にすると簡単に仮置きすることができます。
植え付け時に、薄皮は剥かずにそのまま植え付ける、と書いてある園芸本が多いですが、私は剥いてから植え付けるようにしています。
薄皮を剥く理由は、薄皮があることで水を弾いてしまい、発芽が遅れるからです。
ニンニクは冬を越す前に、根を充実させる必要があるので、少しでも成長が早くなるならと、毎回剥いています。
薄皮を剥く時の注意点ですが、傷をつけてしまわないように気を付けることです。
せっかく、きれいなものを選別しても、この時に傷つけてしまっては意味がありません。
皮をむく際に傷をつけてしまいそうと、自信のない方はわざわざ剥く必要はありません。
そのままでも発芽はします。
また、薄皮を剝くのは植え付け直前です。
薄皮を剥くと種球が乾燥してしまうので、仮置きした後に剥いてから、畑に差し込むように植え付けましょう。
植え付けたら、土の上から手のひらで軽く押さえ、水をあげましょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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