こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。
11月は、冬越し野菜の植え付け期限です。
12月になってしまうと、気温がマイナスになる日もしばしばあり、植え付けても根が張る前に、苗が傷んでしまいます。
また、11月は秋ジャガの収穫の月でもあります。
ジャガイモは霜にあたると地上部が枯れてしまいます。
地上部がなくなってしまうと、光合成ができないので、それ以上イモは、大きくなりません。
霜にあたらなくても、葉が黄色くなった頃が収穫適期です。
タイミングよく収穫することで、保存性が良いので、たっぷりと栄養を蓄えた頃に収穫しましょう。
11月の活動報告
- ソラマメ・スナップエンドウの植え付け
- 玉ねぎの植え付け
- ジャガイモの収穫
- ニンジンの収穫
- ダイコンの収穫
- ニンニク・ブロッコリーの追肥・土寄せ
- キャベツ・ハクサイの追肥
ソラマメ・スナップエンドウの植え付け
育苗していたソラマメとスナップエンドウを見てみると、無事に発芽し10~15cmほどに成長していたため、畑に植え付けます。
ソラマメ・スナップエンドウともにマメ科の野菜のため、連作障害が起こりやすい野菜です。
だいたい5年くらいマメ科の野菜を育てていない場所が適していますが、難しいときは、天地返しという、畑の上層の土と下層の土を入れ替えることで解消することもできます。
そして、アルカリ性の土壌を好むため、Phの確認も忘れずに行いましょう。栽培期間も長くなるため、長期的に効いてくる有機石灰を元肥に入れます。
植え付けた後は、雪や寒さ対策、害鳥対策を兼ねて防虫ネットを張りましょう。
玉ねぎの植え付け
今年は種を蒔くタイミングが遅くなってしまったのか、あまり良い苗ができませんでした。
理想は鉛筆程度の太さなのですが、これ以上太くならなそうなので、掘り出して、株間15cm程度になるように植え直していきます。
玉ねぎは、あまり連作障害を気にする必要はありませんが、栽培期間が長くなるので、こちらもPhは気をつけておきましょう。
そして、防虫ネットをかけます。
玉ねぎの防虫ネットは主に霜対策です。
霜柱が立つと、植え付けた苗が浮き上がってきてしまうことがあります。
多少の軽減になりますが、寒いときは畑を確認して、浮き上がっていたら苗をつまんで、押し込みましょう。
ジャガイモの収穫
今年2回目のジャガイモ収穫です。
収穫適期は葉が黄色く枯れ始めたらです。
その時期を超えてジャガイモを収穫しないでいると、イモが二次成長していびつな形になってしまいます。
この二次成長には、せっかく溜め込んだデンプンが使われるため、イモが水っぽくなり、おいしくなくなってしまいます。
収穫したイモは半日程度は乾燥させてから、保存するようにしましょう。
収穫後も日に当たりすぎると、ソラニンなどの毒性を持ち、表面が緑色になってしまいます。
ニンジン・ダイコンの追肥・土寄せ
ダイコンやニンジンも時期的には収穫時期ですが、うちのダイコンとニンジンはまだの様なので、追い込み追肥を行いました。
土寄せは、ダイコンよりニンジンが大切です。
ニンジンは日の光が当たることで、緑化します。
なので、しっかりと地際の根が隠れるように行います。
ニンニク・ブロッコリーの追肥・土寄せ
ニンニクの葉が成長してきたところで、追肥と土寄せを行います。
ニンニクの追肥は鶏糞を使うと、味もニオイも良くなると言われています。
鶏ふんを振りまき、飛ばないように土寄せをしていきましょう。
ブロッコリーは大きくなると、風で倒れやすくなるため、しっかりと土寄せすることを心掛けましょう。
また、防虫ネットを掛けている場合は、防虫ネットが触れるくらいに成長しているのではないでしょうか?
その場合は、地上部との隙間が空いても良いので、高さを出しましょう。
そのままにしておくと、葉が擦れて傷んでしまったり、最悪は折れてしまいます。
防虫ネットで上から葉の部分が隠れていれば、鳥による食害を防ぐことができるので、葉に触れない程度で調整しましょう。
キャベツ・ハクサイの追肥
ハクサイとキャベツは、植え付け後に外葉という、外に大きく広がるように葉を広げて育っています。
この外葉が大きく育つことで、中心にできる球も大きくなります。
追肥はこの外葉のしたにまくようにします。
これはキャベツやハクサイの根が横にあまり広がらず下に伸びているから、外葉より外側に肥料を施しても効果が薄くなってしまうからです。
追肥する際は、外葉をもち上げるので、葉を折ってしまわないように、優しく少しだけ持ち上げてあげましょう。
11月もいろいろとできることがありましたね。
寒くて地上部がなかなか育たなくても、地中ではしっかりと根を張って、春に向けて野菜たちも準備しています。
暖かくなってからの成長のためにも、これからの寒い期間、しっかり見守っていきましょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。
それでは、また次回
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