ブロッコリーはアオムシに食べられやすく、植え付け後の防虫対策が欠かせません。一方で、植え付けの手順そのものはシンプルです。畝の準備と株間・防虫ネットの使い方を押さえれば、無農薬でも十分育てられます。
畝の準備と元肥
畝の目安は次のとおりです。
- 畝幅:1m × 長さ3m
- 畝高:5cm(水はけが悪い場所は10cm)
- 株間:60cm(葉が大きく広がるため広めに)
元肥(1㎡あたり):牛ふん600g・鶏ふん150g・有機石灰50g・米ぬか30g。全面施肥でしっかりすき込みます。
夏野菜を育てた後の畑は雨でアルカリ分が流れ出て酸性になりやすいため、pH6.0〜6.5の範囲に調整します。時間の余裕があれば植え付け1週間前に苦土石灰を100g/㎡すき込んでおきましょう。有機石灰は元肥と一緒に入れることで、栽培中にゆっくり効かせられます。
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ブロッコリーは窒素・リン酸・カリをバランスよく必要とし、肥料が切れると蕾(頂花蕾)が小さくなります。専用肥料なら成分バランスが適切で追肥のタイミングも分かりやすいです。
植え付けの手順
株間60cmを確保する
ブロッコリーは葉が大きく横に広がるため、株間60cmは必ず確保してください。2列で植える場合は条間も45cm以上とります。ただし防虫ネットをかける場合は1列植えの方がトンネル管理がしやすいです。家庭菜園では2株育てれば、頂花蕾収穫後の側花蕾で十分な量が収穫できます。
植穴に水を入れてから植える(灌水)
植穴を掘ったら水をたっぷり入れ、苗もポットごとバケツに水を張ったところへ浸して水を吸わせます。灌水してから植えることで根の活着が早まります。まだ暑い日が残る9月の植え付けは、涼しい午前中か夕方に行うのがおすすめです。
防虫ネットは植え付け時から
アブラナ科のブロッコリーはモンシロチョウの幼虫(アオムシ)やコナガが特につきやすい野菜です。何も対策しないとあっという間に食い荒らされます。植え付けと同時に防虫ネットをかけるのが最も効果的です。
ネットをかける際は、裾を土でしっかり塞いで隙間をなくすことが大切です。隙間があると虫が入り込んでネットの中で繁殖します。花蕾がつく時期は寒さで害虫が減るので、収穫直前まで特に意識しなくても問題ありません。
コンパニオンプランツ
レタスやニンジン(セリ科)を隣に植えると、アブラナ科の野菜を嫌う匂いを発して防虫効果があります。ブロッコリーは葉が大きいため混植スペースは限られますが、株間の中心にサニーレタスなど場所をとらない葉物を1株置く程度であれば一緒に育てられます。
よくある質問
防虫ネットをかけているのにアオムシが出ます。原因は?
ネットの裾に隙間があるか、ネット自体に穴が開いている可能性があります。植え付け前に苗についている卵や小さな幼虫がネットの中にいることもあるため、植え付け前に苗を確認してからネットをかけましょう。
株間が60cmは広すぎませんか?
ブロッコリーは葉の直径が50〜60cmになるため、60cmの株間は必要です。狭くすると風通しが悪くなり病気が出やすくなります。2株でも頂花蕾と側花蕾の両方を収穫すれば、家庭で食べる量としては十分です。
側花蕾とは何ですか?
頂花蕾(中央の大きな花蕾)を収穫した後に、わき芽から出てくる小さな花蕾のことです。頂花蕾より小さいですが、1株から数十本収穫できます。頂花蕾だけで終わらせず、側花蕾も収穫することで長く楽しめます。
まとめ
ブロッコリーの植え付けで最重要なのは「防虫ネットを植え付け時からかけること」です。後からかけようとすると、すでに葉の裏に卵が産みつけられていることがあります。株間の確保と灌水による活着を意識すれば、秋から冬にかけて頂花蕾・側花蕾の両方を収穫できます。




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