ジャガイモの育て方ー植え付け

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3月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

みなさん、ジャガイモの品種は選べましたか?

種類が多くて悩まれたのではないでしょうか。

悩むのも楽しい時間ですが、暖かくなってくる前に動き出していきましょう。

3月はジャガイモを植え付けていきましょう。

ジャガイモの植え付けは地域によってある程度の差はありますが、2月から植え付けはできます。

私は、遅霜にあたり全滅したことがあるので、地温が上がってくる2月後半から3月前半までに植え付けるようにしています。

日中暖かく、早く植え付けたい気持ちを抑え、いつでも植え付けられる畑の準備をしっかりしておきましょう。

 

ジャガイモについて

  • 科目:ナス科(連作障害:2~3年)
  • 土壌酸度:Ph5.0~5.5
  • 原産地:アンデス高地
  • 発芽適温:15~20℃
  • 生育適温:15~24℃
  • 植付適期:2月下旬~4月上旬
  • 収穫まで:約3か月

イモなのにナス科に驚くかもしれませんが、ジャガイモはナス科に分類される野菜です。

なので、ナス、ピーマン、トマトなどがナス科に分類されるので、続けて植え付けないように気をつけてください。

また、土壌酸度はPh5.0~5.5と、とても酸性の土を好みます。

そのため、石灰の量についても気を付ける必要があります。

ジャガイモは土壌がアルカリ性に近いと「そうか病」とういものになり、イモの表面がボコボコになってしまいます。

(見た目が悪くなりますが、一応食べることはできます。)

そうか病を防ぐために酸度計を使って、6.0以上なら石灰を使わず、5.5未満なら苦土石灰を50~100g/㎡使用する程度にしましょう。

 

畝づくり

  • 区画:畝幅1m×長さ3m
  • 畝高:0cm
  • 元肥:牛ふん200g、鶏ふん50g、米ぬか30g/1㎡あたり
  • 施肥方法:置き肥

ジャガイモは溝を掘り、種芋を並べて植え付けていき、タネイモとタネイモの間に元肥を置いていきます。

肥料はバケツなどの容器に入れ、よく混ぜておき、イモの間にコブシ一握り程度ずつ置いていくと作業しやすいです。

タネイモに肥料が当たると肥料焼けを起こすので直に触れないように気をつけましょう。

石灰は畝づくりをする1週間くらい前に酸度を計り、必要なら全体的にすきこんでおきます。

 

タネイモの芽出し作業

タネイモは購入してきたら、そのまま植えても育てることができますが、植え付ける前に「芽出し」を行います。

芽出しとは、タネイモを太陽の光に当てることで、植え付ける前に生長点を出すことです。

タネイモは大きいもの小さいものと、サイズがまちまちで売られています。

サイズを揃えて買うことができればいいのですが、それは難しいので大きいものは1個50g程度になるよう切ってから植えます。

そのため芽が出ていると、切り分ける際に芽の数を見て切り口を判断することができます。

タネイモを切る場合はカット面を2~3日かけて日陰で乾かすか、草木灰をまぶして腐敗防止は必ずしてください。

芽出しの期間は2週間ほどです。

春植えの場合は、夜は冷え込むので、暖かい日中は外に出し夜は室内にしまうようにしてください。

放置してしまうと、寒さで種イモを痛めてしまうことになります。

秋植えの場合は、暑さで種イモを痛めるため、軒下等直接太陽の光が当たらないところを選ぶと良いでしょう。

出たばかりの芽は取れやすいので、引っ掛けてしまわないように注意して取り扱ってください。

 

植え付け

  • 株間:30cm
  • 条間:60cm
  • 植溝:15cm

私は野菜ごとに畝のサイズを変えていないので、3m×1mの畝に2条植えです。

鍬を使って幅15cmで深さ15cmの溝を掘っていきます。

そこへタネイモを並べ、間に上記の肥料を置いていきます。

イモの置き方ですが、カットしているものは切り口を下にします。

切っている面が上だと、雨などの水分があたり腐ってしまうことがあります。

タネイモと肥料を置いたら、土をかけて植え付け作業終了です。

今回は畝を立てていませんが、ジャガイモは芽かき・追肥のタイミングで土寄せして畝の高さを出していくので植え付け時は高さ0cmです。

地上部に芽が出てくるまで1か月程度かかるので、その間に場所がわからなくなってしまうという方は、支柱を立て紐を張っておいたり、数cmだけ畝を立てると良いでしょう。

 

植え付け後に水やりは行いません。

芽を出すまではタネイモ内の水分で十分なのと、切ったジャガイモは腐りやすいため、水やりは必要ありません。

また、雨に注意する必要があるので植え付け後、数日は晴れの日を選んで植え付けを行って下さい。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

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