スナップエンドウの育て方ー植え付け後の管理

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12月の作業
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スナップエンドウは秋に種まきをして冬越しさせ、春に収穫する野菜です。種まきから収穫まで半年以上かかるので、植え付け後の管理をどう進めればいいか迷う方も多いと思います。

20年以上露地で育ててきた経験から、冬の間にやること・暖かくなってからやること・よくある失敗をまとめました。

植え付け後の管理スケジュール

スナップエンドウの植え付け後管理は、大きく3つのフェーズに分かれます。

  • 秋〜冬(12月〜2月):状態の確認と防寒対策
  • 春の始まり(2月下旬〜3月):追肥・土寄せ・支柱立て
  • 春〜初夏(4月〜6月):誘引・病害虫管理・収穫

冬越しの防寒対策(12〜2月)

スナップエンドウの冬越しに最適な草丈は15cm前後です。この大きさで冬を迎えると、寒さに慣れながら丈夫に育ちます。

草丈が10cm未満でも、藁を株元に敷いたり、防虫ネットでトンネルを作れば問題なく越冬できます。逆に20cm以上になっている場合も、同じ防寒対策で対応できます。25cm以上まで育っていて、まだ成長を続けているようなら、植え替えを検討してください。12月中旬までなら苗を購入して植え直すことも可能です。

関東エリアでは、1月の霜が一番のリスクです。防虫ネットは2月末まではかけたままにするのが安心です。

追肥と土寄せ(2月下旬〜)

2月下旬、最低気温が5℃を下回る日が減ってきたら追肥のサインです。株周りに化成肥料を1㎡あたり30g散布し、表面の土と軽く混ぜてから株元に土を寄せます。その後は1か月に1回のペースで同様に追肥します。

窒素を与えすぎると葉が茂りすぎて実付きが悪くなります。追肥は規定量を守ることが大切です。豆類は根粒菌が窒素を作るため、他の野菜より肥料は控えめで十分です。

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エダマメやスナップエンドウなど、豆類の記事で追肥の選択肢として使えます。

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支柱立てと誘引(3月〜)

スナップエンドウには「スクリーン仕立て」がおすすめです。合掌仕立てにすると蔓が絡まって管理しにくく、裏側についた実に気づきにくいという問題があります。

支柱の立て方は次のとおりです。

  1. 株から10〜15cm離れた場所に長さ210cmの支柱を1m間隔で立てる
  2. 横方向にも支柱を渡し、交差部分を紐や留め具で固定して骨格を作る
  3. 格子の大きい園芸用ネットを張り、要所を紐で固定して完成

設置したら、最初だけ蔓をネットに誘引します。その後はスナップエンドウの巻きひげが自然にネットに絡みついていくので、細かい誘引は不要です。

病害虫への対応

春になるとうどんこ病が出やすくなります。葉の表面に白い粉をまぶしたような斑点が出たら初期症状です。風通しが悪いと広がりやすいので、混み合っている葉を間引くことで予防できます。発症した葉は早めに取り除いて圃場に残さないようにします。

アブラムシは新芽に集まりやすいです。見つけたら早めに指でつぶすか、水で洗い流します。天敵(テントウムシなど)がいる場合は農薬を使わずに済むことも多いです。

よくある質問

冬の間、スナップエンドウを放置しても大丈夫ですか?

防寒対策をしてあれば、冬の間は基本的に作業不要です。ただし、たまに畑を見て、防虫ネットがずれていないか、霜柱で株が浮いていないかを確認すると安心です。株が浮いていたら押し戻して、株元に土を寄せてください。

支柱立ての時期が遅れてしまいました。どうすればいいですか?

蔓が伸び始めてから支柱を立てると、すでに絡まり始めた蔓を傷つけないように注意が必要です。無理に引っ張らず、自然な方向に向けながらネットに誘引してください。多少遅れても収穫には影響しません。

追肥のタイミングがわかりません。

花が咲き始める前(2月下旬〜3月初め)に1回目を行い、その後1か月に1回のペースで続けます。葉の色が薄くなってきたら肥料不足のサインなので、様子を見ながら調整してください。

まとめ

植え付け後のスナップエンドウは、冬の間の防寒さえしっかりできれば、暖かくなってから一気に成長します。「冬に何もしていないのに大丈夫か」と心配になることもありますが、適切な防寒と、春からの追肥・支柱立てで十分対応できます。

管理のポイントをまとめると、防寒(12〜2月)→ 追肥・土寄せ(2月下旬〜)→ 支柱・誘引(3月〜)の順です。この流れを押さえておけば、スナップエンドウを大きな失敗なく育てられます。

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