スイカの育て方ー植え付け後の管理

スポンサーリンク
5月の作業

こんにちは、私は20年以上家庭菜園で無農薬野菜を育てている「サク」といいます。

スイカの植え付けから1か月ほど経ちました。

スイカは親ヅルという最初から伸びているツルを途中で切って成長を止め、脇から生えた子ヅルを伸ばして栽培する野菜です。

本来ならもう少し早めに作業をするかと思いますが、諸事情により遅れてしまいました。

それでもまだ間に合うのでやっていきましょう。

スイカの成長過程ですること

  • 摘心・芽かき
  • 誘引
  • 追肥・摘花(摘果)
  • 支柱たて

スイカは広くツルを伸ばして栽培していきます。

ツルが伸びてからだと管理が難しくなってしまうので、はやめの行動を心がけましょう。

摘心・芽かき

スイカに最初から生えている親ヅルを敵心します。

摘心するところは5~7節目あたりがいいでしょう。

伸びすぎてしまっても気づいたところで摘心するようにします。

節というのは葉の数になるので葉の枚数を数えてみましょう。

なぜ親ヅルを摘心するかというと、親ヅルには雄花が咲いて、脇から伸びた子ヅルに雌花が咲きやすいため、子ヅルに実を付けていきます。

親ヅルを摘心したら子ヅルを確認します。

根から一番近いわき目は育てず、それより先で勢いの良い子ヅルを4本選んで4本仕立てにしましょう。

他の子ヅルは取り除きます。

誘引

子ヅルを選定したらある程度分かりやすくなるように誘引します。

畑を広く用意しているなら四方に広がるように誘引し、U字ピンで固定していくと風で飛んでわからなくなってしまうのを防げます。

あまり広くなければ、どこかで折り返せるように先端に印をつけたり、他の子ヅルと重なってわからなくならないようU字ピン等で押さえながら育てるといいでしょう。

小玉スイカで空中栽培をされるならこの段階で四方の支柱にそれぞれの子ヅルを誘引していくと良いです。

摘花(摘果)、追肥

子ヅルを伸ばしていくと花が咲いてきます。

子ヅル伸ばしてすぐに実を付けても育ちが悪いので5節目くらいまでの花は摘み取ります。

5~10節目までに実を付けるようにします。

実が付いたらそれ以降のツルは放任ですが、大きい実を育てるならそれ以降の節でも収穫するまでは花を摘み取るようにします。

花の下に子房という実になる部分を付けているのが雌花です。

自然に授粉をして実を付けますが、確実に実を付けるためには人工授粉をします。

人工授粉なら収穫までの日数の管理も容易になるので、人工授粉した際は日にちを記入しておくといいでしょう。

授粉から、大玉スイカは45日~50日、小玉スイカなら35日~40日程度で収穫になります。

追肥は実が鶏の卵くらいの大きさになった時に、化成肥料を一握り程度(約50g)を株元から少し離れたところに撒きます。

実を付ける前に肥料が多いと着果せずにツルばかり伸びる「つるボケ」という症状が出てしまうので注意しましょう。

  • 支柱たて

大玉スイカでは支柱は使いませんが、小玉スイカなら支柱を使って空中栽培していきます。

支柱は小玉でもスイカを支えるので少し太めのものを選びます。

長さは2m程度で、株本を囲うように四方に80cm間隔で四角を作ります。

上部と中ほどを小さい支柱を横に使い補強すると倒れ込みを防止できます。

実をつけたら、ミカンなどが売られているときに使われているネットをハンモックのように支柱に固定し実を支えます。

しっかり補強してあれば、ある程度の数を支えていても大丈夫です。

美味しいスイカまでもう少しです。

夏の暑い日に水分補給としてのスイカ、最高ですよ。

管理もしっかりしてみずみずしいスイカをたくさん食べましょう!

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも、皆さんの家庭菜園ライフの役に立てたら嬉しいです。

それでは、また次回

コメント

タイトルとURLをコピーしました